大正浪漫と禁断の百合はsheepD先生の独壇場・極め付けだと思います。名作「カナリアは綺麗星の夢をみる」では遊郭・遊女を描かれていましたが、こちらは生花や和歌を散りばめておられることで禁断度が倍上がりで身が悶えます(ううう)。「カナリア」もそうでしたが、衣装、建物、背景、小物など全てに至るまで先生の美意識が満載満開で匂うほどにうっとりとしてしまいます。「カナリア」と異なり、こちらの作品では男性が顔なしなのが良かったですが、それでも男性の言葉や態度に嫌悪を感じます。そういう時代だったのでしょうから仕方がないと思いますし、逆にそれが百合の美しさと禁断さを際立たせているのだとも思います。でも先生にはいつかまったく男性の登場しない禁断の大正浪漫百合物語を描いていただきたいです。