ネタバレ・感想あり眼下は昏い京王線です(コミック)のレビュー

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主人公が怖い
ネタバレ
2026年5月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 強引なナンパ男に腕を掴まれていた時、シマという超絶イケメンに助けられた遠藤琴葉。一目惚れしてなんとか連絡先を交換したが、シマから「恋愛関係になることはない」と言われてしまう。諦められない琴葉はシマが唯一興味を
示す「幽霊に遭うこと」に協力すると宣言する。その後シマがデートっぽく連れ出す東京都内のイワクツキの場所で、無理矢理幽霊に遭わせられたり、幽霊に自宅訪問させられたり、さつ人教唆犯に遭わせられたりするが、琴葉はシマから離れることなく、自ら危ない場に近づいていく、というお話。

「さんかく窓の外側は夜」っぽい話でした。大好きです。さんかく窓は人間の意識が不可解かつ実態がよくわからない恐怖現象に繋がるって感じでしたが、この作品は幽霊に質量があってドアをドンドン叩いたりハガレンのホムンクルスのような見た目で出てきます。その描写もなかなか怖い。

シマはミステリアスでかっこいいのですがどこか既視感があるキャラクターです。それより琴葉の方が怖くなってきました。それなりに可愛く有名大学に在籍していて愛されて育った普通のお嬢さんっぽいのに、自宅のドアをドンドン叩かれて気絶するような目に遭わせれてもシマから離れません。シマという名前と顔しか知らず、結構失礼なことを言われ、明らかになんらか闇を抱えたサイコパスなのに、誘われると次を約束してしまう。今どきの健気な女の子なのに危険な場所にわざわざ近づいていく。話が通じなさとか悪い方に落ちていくザワザワ感を感じました。
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作家名: tom等 / 芦花公園
出版社: 双葉社