ネタバレ・感想ありポーの一族のレビュー

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儚くて綺麗で、切なくなる物語
2025年5月28日
ずーっと昔、読んでいて、とても大好きなポーの一族。
久々によんで、懐かしく、昔を思い出します。
いつまでも、メリーベルを愛してるエドガー。そんなエドガーが大好きでした。
儚くて、綺麗で色々訴えてくるものがあります。
こんなに久しぶりに読んでも、感動はあの頃と変わらず素敵です。
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最新作が好きな方はぜひ
2025年3月6日
萩尾先生の代表作と言える作品だと思います

永遠に続けなければならないエドガーとアランの旅は物悲しいのですが

最新作が好きな方は、ぜひ、原点に返って読んでほしいと思います
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時を超えて生きる
2024年11月13日
70年代にフラワーコミック版で読んだのが最初です。新しい作品が出版されたのを機に再読しました。森に置き去りにわされたエドガーとメリーベルは老ハンナに拾われ、屋敷で育てられる。11歳になったエドガーが見てしまったことから、子どもながら一族に加えられることになってしまた二人。薔薇が咲き誇るポーの村をでて、悠久の時の流れの中を彷徨うヴァンパネラ「ポーの一族」として生きることになったのだ。メリーベルが消滅してしまった場面がとても衝撃的でした。「グレンスミスの日記」「ペニーレイン」が好きです。
ファンタジーの原点
2023年12月5日
ヴァンパイアと最近は言いますが、ポーの一族は、「バンパネラ」キリスト教の影響の強い、ヨーロッパ、ロンドンが舞台。弱点を晒さなければ老いることない美しい姿。
「インタビューウィズヴァンパイア」と言う映画のようだと思って頂ければよろしいかと思います。
なんなら、ポーの一族をパクってないか?と思わなくもない作品ですが。
いわゆる、厨二病のエドガーと。アラン
美しく儚いメリーベル
罪とは?生きるとは?
悠久の時を生きるポーの一族の原点です。
私だけの宝石のような...
ネタバレ
2023年4月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 霧深い森の樹木や土の匂い、恐ろしくも妖しい夜の気配、梢を渡る風、廊下を駆け巡る少年たちの騒がしさや心臓の鼓動、五感が捕らえる総ての感覚がコマの中に描きつくされいるのに圧倒されました。漫画読みじゃなかった私をマンガ狂いにした傑作シリーズ。永遠の時を生きるヴァンパイアと短い命を歴史の中でモミクチャにされる人間たち。どちらにも苦悩と悲しみがあり、並行して描かれることでそれが際立つ絶妙なストーリーテリング。詩的なモノローグも刺さります。いつも、大事な宝石箱をあけるようにページを開き、涙を結晶させていくような読後感。私だけの大切な大切な宝石みたいです。
漫画の化物が生んだ最高傑作シリーズ
ネタバレ
2023年3月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 失礼な話、常人では無いと思う。作品歴を考えると相対する方が思い浮かばない。この作品は200年程を5冊に纏めてある、前半は「ポーの一族」を、後半は二人の少年の話を。世紀が変わっての連載再開に驚いた方は多いでしょう、それでも連載雑誌を売り切れにし、重版をかけさせ、人気の根強さを再確認、人間ではない「なにか」だと思う次第です。
絶対的な名作。
2023年2月4日
世界観が素晴らしい。色褪せない。儚さが詰まっている。大好きな作品。ゆっくり時間が取れるとき、時間を気にしないでいいとき、この世界観に浸り切って読み返したい。子育てが落ち着いたらになるかなー。
エドガーとアランがポーの一族になるお話
2023年1月20日
有名な作品なので、タイトルは知っていたのですが、宝塚の花組公演で、エドガーとアランがポーの一族になるお話だと初めて知りました。作者はエドガー・アラン・ポーのファンなのだろうなと思い、原作にも興味が出ました。調べてみたらまさかの半世紀前の作品でびっくり。それでも、この作品の人間や生と死という普遍的なテーマは色褪せることなく、寧ろ、現代に生きる私には新鮮に映りました。
名作すぎる
2022年5月17日
生きることへの哀しみ、
それを感じとれるひとには 
 
ぜったい、読んでもらいたい…

逆に、つまらないと
思うひととは、

お友達に、なれないな…
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時空を超えて
2022年2月5日
時空を超えて生き続ける吸血鬼。
吸血鬼になりたてのエドガーと時間を重ねたエドガーはやっぱり違いますね。
「グレンスミスの日記」は本当に傑作中の傑作だと思う。
絵もこの頃が一番好き。
極上の美が味わえます
2021年8月8日
少女漫画史における金字塔ですね。私は中学生の時に出会い、もう30年以上経ちますが、まったく色褪せる事なく今も鮮やかに読むことが出来ます。セリフも暗記してるレベル笑。今の若い方にもぜひ読んで欲しい作品です。私は若い多感な時期に出会えて良かったと思っています。
ちなみに今、続きが始まっています(題名ユニコーン)!エディスの続きが読める感動…舞台は現代です。エドガーと同じ14歳だった私はもう歳をとりましたが、エドガーはそのままの美しさ…時が止まっている。オービンと同じ感動と感傷とが味わえました。生きてて良かった!
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深い、読みごたえのある傑作の始まり
2021年4月28日
小説を読んでいるような錯覚を覚えました。萩尾先生の重厚で奥深いストーリーには毎回感動させられますが、改めて読み返してみると、これが昭和40年代に描かれていたなんて、さすが、としか言えません。
独特の世界観が魅力
2021年1月27日
TVで萩尾望都先生の作品が紹介されていて、気になって読んでみました。時間枠のスケールが大きくてちょっと混乱しつつも引き込まれました。セリフや描写に独特の世界観を感じます。古い作品ではありますが、今読んでも面白いです。
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もっと早く読んどけば…
2020年12月29日
いつか読もう読もうとして気がついたらオバさんになっていた。もっと早く読むべきだった、凄く凄く素敵な話だらけです。美しいです。ほんとに美しいです…なんかもうそれだけ、レビューとかで言い表せない〜ハマる人はハマる作品。
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名作!
2020年11月29日
時を止めたバンパネラ。いろいろな時代に現れ、去っていきます。初期の作品なので絵柄が古い感じがしますが、それが幻想的なお話に合っていて素敵!
美しいおとぎ話
2019年10月22日
思春期の入口で魂を持っていかれた作品です(笑)独特の美しさと色気があります。世界に引き込まれる作品に出会うと物語やまんがを読む醍醐味はこういうことだよなーと思います。
独特の世界観がやみつきに
2019年10月2日
子供の頃最も好きだった漫画に、こんな形で会えるとは…
少年の不老不死や旅人生など、とても刺激的で何度も読み返した記憶が鮮やかによみがえりました。
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古き良き少女漫画の世界。
2019年8月29日
子供の頃に文庫で揃えて夢中になって読みました。
電子で購入できてとても嬉しいです。
儚く移ろう世界
ネタバレ
2019年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公がエドガー、準主人公がアラン、そしてタイトルが「ポーの一族」。疑いようがない程作家エドガー・アラン・ポーへの讃歌というか、萩尾先生のポーへの想いが込められた作品なのですね。人間としての彼等は最初の物語で死んでしまい(或いは登場時から死んでいる)、そこから先の物語は既に終わった事を思い出している彼等の記憶なのか、彼等に関わった人達の記憶なのか。
もういないから、現れる時代も場所も自由。
月明かりや霧のようにふっと現れ消えていく。
こういう物語を、しかも20代で描けた事に驚愕です。
素晴らしい作品
ネタバレ
2018年10月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何度も読み返している作品です。読み返すたびに新しい発見があります。14歳で時が止まるということは、美しくも悲しいことだと思います。メリーベルの「私はいつまで経っても少女のまま」というモノローグには涙が出ます。エドガーの孤独や、アランの生の儚さなど…。そしてエルゼリなどの一話だけの登場人物が、とても魅力的です。
心を捉えて離さないあはれの文学
2018年9月1日
私がポーの一族を知ったきっかけは宝塚歌劇団でポーの一族が講演されたことでした。この世のものと思えない美しさとストーリーの深さに心惹かれ原作を読みたいと強く思いました。母親が高校生の頃に読んだポーの一族を高校生である私が読み、なんとなく繋がりを感じて、レビューさせていただきました。
多くは語らず、しかし伝えるのに最も適した言葉の数々。全てを伝えるのではなく読者が考える隙間のある言葉たちは私たちを伝説のポーの世界へ連れていってくれます。唯一無二の文学とも言えるこの作品はの魅力は、考えさせる、考えたくなる文章はもちろん、異世界の美しさを表現する絵にもあります。

私たちの住む世界の隣に存在するようなどこか遠くて近くに感じる異世界の美しさは時代を超え人々の心を引き込み離さない魅力を持ちます。その魅力が一族の続く理由のひとつなのでしょうか。

読んで無駄な時間はない。読まない方が無駄な時間を過ごすことになるかもしれませんね。
深い
2018年5月29日
子供の頃夢中になって読みました。
今久しぶりに読んでみましたが、やはり面白い!
今の漫画にはない深さがあると思います。
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大好きなマンガ
ネタバレ
2017年7月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作品のせいか、ヴァンパイアは年を取れない悲しみを背負って生きている切なくて強い生き物のように感じます。私はこのマンガの最初の頃の絵が好きで、メリーベルのはかなさや可愛らしさが最高なのに、途中から絵が変わってしまい…そしてメリーベルも出て来なくなる所が悲しいです。
謎めいた最後でいいから、これでポーの話は終わりにしてもらいたかったのが本音。変わってしまった絵で昔の作品の続きを描くというのは、どの作者に対しても『やめてほしい』と言いたいことです…。
あれから
2017年2月2日
始めて読んだのが小学生。
思いがけず、母の古い段ボールから出てきました
あのときの衝撃がまた思い出され、すかさず購入しました。
曖昧な記憶も、はっきりとした思考と共に蘇り、なんて奥の深い物語であったのか感嘆の声を漏らさずにはいられませんでした。
大人になって読んでみると、また格別のものがあります。
再び出会えた奇跡に感謝します。
一巻を読みました
2017年1月30日
自分の世代の漫画ではなく昔の漫画ですが、新鮮に楽しめました。バンパネラという特殊な設定を用いた内容ですが、読んでみると意外に読みやすく、詩的な文章や登場人物たちのセリフも印象的で世界観に魅了されました。
名作
2017年1月23日
子供のころにドキワクしながら読んだ名作。電子書籍のおかげで再会できました。感謝です。内容レビューは恐れ多くて書けませんが若い方にもぜひ触れてほしい萩尾望都ワールドです。
永遠に色褪せない珠玉の名作
2017年1月10日
イラストの細部にはやはり古さを感じるものの、とても綺麗で今でも心を震わせる、読む者に強い印象を残す力のある作品。
当時、連載雑誌から剥ぎ取ったものを仲間内で回し読みしてました。大体巻末に収録されていたからバラしやすかったのは、まだ新人漫画家の扱いだったからでしょうね。懐かしい。笑
40年という長いお休みを経て新たな続編も描かれていて、まだまだ魅了し続けられることがとても嬉しい。
続編が出来ないものかと長年願っていました
2017年1月6日
妹のために姿を表さなくてはならなくなった、戻ってこなくてはならなくなったストーリーが、胸に痛かった。望んでなったわけではない哀しみを漂わせて、時の狭間に静かに生を繋いでいる。かつて人間だった頃のキラキラとした時はもう遠い夢の中。

怖い存在というより、永い一生を辛そうに生きているようにも見えて、生きるための彼らの業が切なかった。そして、やはり、わたしも、この作品には詩のような、すべてを説明しきらない一瞬の幻を少し見させてもらったような、余韻一杯で彼らの時間の中に迷いこんだままになってしまうのだ。

銀座の画廊へ近年個展を見に行ったが、絵で語るものを多くして、その上で言葉を使うとこうなる、といった、モノローグや台詞に依存しすぎない世界が、ポーの一族では展開されているとの感を強くした。

線の柔らかさも特徴的に萩尾先生調が出されて、トーマーも、11人ーもいずれも素晴らしいが、私は萩尾先生といったらまずこの作品を筆頭に挙げる。
人生で初めて読んだ漫画本です
2016年12月23日
もうかなり昔になりますが親戚のお姉さん宅の雑誌に今作品が掲載されてまして。キャラ達にお話しに絵柄に虜にされてもうだいぶ経ちます。コミックスも全部そろえてましたが流石に黄ばんでボロボロに。今は電子で買えて幸せです。ありがとうございます。この超大作をぜひ皆さんに読んで欲しい。上手くレビューできなくて本当に残念です。
名作中の名作
2016年12月14日
萩尾先生20代で書き上げるとは、天才としか言いようがない。まだデビューして間もない頃だったので、長編連載したいという本人の希望が叶わず、連作となったらしい。最近新作が発表され、さすがに絵の変化はありますが、創造力は衰えていないようです。大御所となった今では、依頼されたページ数を越えそうだと編集の方に言えば、もちろん希望が通るようです。
小学生の頃
2015年9月29日
この本をたまたま古本屋で見つけて読んだのですが、すごく心に残るお話で大切な漫画となりました。何度読み返しても飽きません。大人になっても惹きつけられる作品ってそうそう無いと思います。
ヴァンパイア
2015年9月5日
人に知られない様に、ひっそりと生きるヴァンパイア。人にとって恐ろしい存在であるはずのヴァンパイアが、狩られる立場でもあるんですよね。ヴァンパイアの主人公の 孤独や寂しさが作品全体に流れています。美しい。といって良い作品だと思います。
名作だと思います
2015年8月7日
私が中学生の頃に読んだ、初めての萩尾望都作品でした。もう数十年前のことです。
未だにこの作品は、私の中の少女漫画第1位を誇っています。
作品全体に流れる、永遠の時を生きねばならない哀愁、愛するものを失う悲しみというものが、歌うような詩で語られるその美しさに一瞬にして心奪われました。
それまで持っていたヴァンパイアに対するイメージを180度変えてくれた作品でもありました。
萩尾さんは言葉がとても綺麗だと思います。最近はこういった作家さんを見るのが少なくなってきたように思います。
いつまでも読み継がれて欲しい作品ですね。
大好きです
2015年2月17日
バンパイアもの、というより少年のみすみずしさと孤独が全面に出されたお話だと思います。不思議な雰囲気の、これぞマンガ!子供の頃、この永遠のこどもオスカーに憧れました。で、夢をみるのです。どこかですれ違わないかなって。だから、特にオービンのエピソードが好きです。
美しい
2014年8月21日
母が持っていたのを本当に小さい頃に読んだのですが、それから忘れたことはありません。常に頭のどこかにはポーの村があります。当時は読解力なんかも全然なく雰囲気しか楽しめなかったと思うんですけど、それでも心に深く残っています。手元からなくなったら困る漫画の一つです。
詩が似合う稀有な作品
ネタバレ
2012年9月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ もーさまは、お恵センセ達と本当に仲良しだったんだなぁ~😃と、擬音の字体とかモブの絵で感慨に浸りました。手伝いっこしていなかったらごめんなさい、ですが😁
連載時は苦手でしたが、長じるに連れもーさまの素晴らしさを楽しんでいます。

強制的に吸血鬼にさせられたエドガー、エドガーにより吸血鬼になった妹のメリーベル、メリーベルを喪って哀しみに暮れ、こちらもエドガーにより吸血鬼になったアラン。
主にこの三者を軸に、時代を行きつ戻りつしながら物語が綴られます。

永遠の少年として、長い時を孤独に流浪したエドガーがひっそりと生きる中で何を想うのか…。
外見を裏切るエドガーの老成した思考の一端に、少年らしく刹那的で、切なく、薄いガラス細工みたいな繊細さを融合させた、緻密に練り上げられた作品だと改めて思いました。

この時期…に限らないでしょうが、もーさまは作中に詩を挿入するのが好きみたいです。他の作家さんなら照れ臭くて読めない❗気分になりがちですが、特にポーの一族には詩が似合います。それも適度にセンチメンタルでシニカルで、叙情的で気高い詩です。
著名なミュージシャンがもーさま作品にインスパイアされたと対談したのも頷ける、見事なものです。

発表時期がまちまちだから一読では話を追えず繰り返し読むのですが、何度読んでも飽きない名作の一つでしょう。ラストの余韻が堪りません😢🖤

エドガー、お疲れ様。でもあなたは今もどこかで少年の姿でひっそりと生き、我々が右往左往するのを冷静に眺めている気がします。また、そうあって欲しいという夢を見させてもらえた作品との出会いに、感謝します。
不朽の名作
ネタバレ
2012年5月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最愛の妹メリーベルを失い天涯孤独となったエドガーは、どこか妹の面差しに似た少年・アランを『ヴァンパネラ“ポーの一族”』へ迎え入れます。

…永久に美しい少年の姿をしたエドガーとアラン。
永い歴史の中に伝説のように断片的に残る彼らの足跡…。

しかし、確かに彼らと出会い束の間の時をすごした人々の鮮やかな記憶の欠片を遡り繋ぎ合わせると、そこに『エドガーという少年とその妹メリーベル』の奇跡のような一つの悲しい物語“原点”が浮かびあがってくるのです……。

何度読んでも、緻密に計算されたストーリーと繊細な心理描写に唸らされます。
エドガーの計り知れない絶望と孤独を想うと、心が震え胸が痛くなります。

近年特に吸血鬼ブームで国内外問わずあらゆる作品を目にしますが、四十年近くも昔にこれほど完成度が高く、今なお他の追随を許さない名作を描きあげた当時の萩尾望都の早熟さに改めて驚かされます。

子供の頃に読んだ時は、薔薇の咲き誇る“ポーの村”とエドガーは現実に存在しているのでは…?と夢想したものです😃

この奇跡のような作品に巡り会えた事は私にとっての悦びです。



🖤初恋です✨
2012年2月25日
💡遥か遠い幼少期、私の『初恋』は間違いなくエドガーでした🖤 アンティークな英国(あえて)の薔薇と霧のイメージ✨貴族階級の優雅な雰囲気✨憂鬱な眼差しを持つ永遠の美少年✨ヴァンパネラという、退廃的でロマンティックな響き・・・・天才👑萩尾センセの、繊細な心理描写と卓越した画力により、すべてが不思議なリアリティー(まるで本当に存在するかのような)を湛えた世界観に、当時の少女たちは陶酔したモノでした🌸✨ 首筋に噛みつく『吸血鬼』の野蛮な習性を、精気を吸うエレガントな行為として表現されてるのも高ポイント✨ すでにBLリビドーの芽が出ていた私は、青い眼の美少年エドガーとエキセントリック美少年アランの、絶対的な依存関係に、もー❗そりゃドキドキしましたさ😃✋ 今思うと、ドイツのギムナジウム(全寮制男子校)の雰囲気や思春期少年のセンシティブな思考回路なんて、萩尾センセはどうしてあんなに熟知してらしたのでしょう? 発表当時、この作品を読まれた巨匠手塚先生をして『少女漫画は少年漫画を遥かに凌駕した❗』と言わしめた名作中の名作✨ まだ未読の方、ぜひ、この美しく哀しく仄かに白く煙る霧の世界に、浸ってみて下さい✨ 旧き佳きヨーロッパ文化を背景に、不滅の命に漂うヴァンパネラの孤独と純粋な愛を切なく描ききった、日本漫画史上に残る傑作です✨✨✨
美しい!
2010年9月27日
ポーの一族は最高です!美しく哀しき宿命のバンパイア…ストーリーと絵がとても合っていて名画を観ているような、そんな芸術的作品✨パック買いがお勧め!眠れない夜に、ポーの一族を是非お試し下さい❤素晴らしい作品です!
初恋の人に再会
2010年8月15日
今読み返しても、色あせない美しい世界。ため息とともに心を奪われます。
英国貴族の気品に
2009年6月6日
英国貴族の気品に溢れ、吸血鬼の残酷性も兼ね備えた小説の様な話でした。
レビューを読んで一括パック買いしたのですが私は大正解でした。
パズルを組み合わせるみたいにストーリーの内容が組み合わさっていく展開で飽きさせませんでした。

14歳で吸血鬼(バンパネラ)と呼ばれるポーの一族の血を受け継ぐと言う過酷な運命を背負ってしまった少年エドガー。同じく運命を共にするべくバンパネラとなったエドガーの最愛の妹でただ一人の肉親メリーベル、人間としての生活を捨て、エドガーと生きる道を選んだ同級生の少年アラン。
彼らが成長しないまま、永遠の時を生きる中でいろんな人たちと出会い別れ、それは人々に語り継がれていきます。

チョイBL要素もあります。

主人公は永遠の若さと命に苦しんでいましたが、私はとても羨ましかった。私も仲間にしてほしいと思うのは病んでるんですかねえ😃~~
異端
2009年1月20日
生きもせず死してもいない、ただ彷徨うように時空を行き交う、バンパネラの美しく悲しい存在が魅力的です✨

ひっそりと息をひそめてこの世のどこかにいるようなそんな気がします。

とにかく質の高い文学に触れたような読後感です。
はてしない想いの中で
2007年11月23日
儚く透明で美しい。血を求め、生け贄を欲していても。

彼らはバンパネラ。何も作らず、何も生み出さない。ただ、バラを枯らす手を持ち、永遠を生きる。
そこに生きる意味を、幸せを見い出そうと、もがきながら。

そんな彼らの想いと巡る時間は、様々な人間達の想いと、接点を持ち交錯していく。
まるで生きていた証、痕跡を人間達の心に、深く刻み込むように…。

世界中の漫画作品の中で一番素晴らしい作品。
読み終わらないように、ゆっくりと味わい、堪能しながら読んで欲しいです。

中毒性あり
2007年11月10日
幻想的かつ詩的、そしてよく練られたストーリーに気がついたら夢中になってました。幼少時に読んだ漫画ですが今でも読み返したくなる漫画のひとつです。
是非、男性にもこういう漫画もあるという事で読んでみて欲しい一冊です!
面白い
2024年7月31日
吸血鬼としてさまざまな時代を生きる主人公たち。家族がいなくなって新しい仲間ができ、2人で旅をするのが物悲しい。
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続編が出ているそうですね
2024年2月4日
吸血鬼マンガの金字塔。泣く子も黙る萩尾望都。少年愛の要素を滲ませつつ、年を取らないことの不幸を描いた名作マンガ。
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金字塔
ネタバレ
2023年12月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 子供のころ、友人に借りて読みました。
吸血鬼エドガーの物語とても面白かった。今でも通用すると思いますので、ぜひどうぞ
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ぽーの一族
2017年12月22日
来年宝塚で上演されるという事で宝塚ファンとしても久しぶりにワクワクするお芝居が見れると今から楽しみです。まずは原作をと読みましたが、すぐにひきこまれてしまい宝塚にぴったり。宝塚ファンもぽーの一族ファンになりぽーの一族ファンも宝塚ファンになること間違いなし。パンパネラの一族が、人間にばれないように生きていくお話しです。
なつかしさで心がふるえる
2017年1月18日
すんごい昔に4巻まで買ったコミックスです。その続きの5巻があるとは・・
さっそく購入しました。

繊細な絵はかわらず、すてきです。

今ふうではないかもしれないけれど、
こんな世界もあこがれます。この少年たちはこれからも
人々の思い出のはしばしになっていきいきと生き続けるんでしょう・・
不朽の名作
2017年1月15日
一見古い昔の漫画な入りで、設定や時代考察に理解するのに少し時間かかったけど、一話一話がとても面白く、読めば読むほど作品全体の流や奥深さに魅了されていく。
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魅せられて
2007年12月12日
歳をとらないバンパネラ。この世界の仲間入りをしたその時から成長が止まるバンパネラ。

誰かを愛しても愛されても、報われることのない気持ち。

永くこの世に存在したら、人との出会いが哀しくなり別れが辛くなります。

そしてやがて灰となる…

淋しく耽美な物語に目が離せません。
特に印象に残らない
2022年8月13日
とにかく有名作で、とりあえず読んでおくべきかと思い一巻だけ読んで、時代を感じる絵柄は覚悟していたものの、やはり古くささはどうしようもない。丁寧にかかれているのはわかるが、魅力はかんじない。ストーリーも特におもしろいともつまらないとも感じない、なんというか、特に印象に残らない感じ。次を読もうとは思えなかった。出会うのがおそすぎたのか、もっと幼いころか、思春期のころに読んでいたら違ったのかもしれない。この作品に何か特別なものをみいだせる感性や純粋さは、私にはもうない。
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母に勧められて....
2021年2月7日
わたしには無理でした。
絵は完全に昔の絵です。
そこは気になりませんが、、いちいちの会話が激情的で入ってきません。。
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無理でした…
2008年1月4日
私には向いていない漫画だったようです。半ばでリタイアしてしまいました。
悲しい(?)運命に流されながらじとじとと暮らす有り様に苛々し通しでした。
あの時代の少女漫画として、耽美な世界観、詩的な手法と、敬われるべき作品であるとは思うので、個人的な0点に+2点で評価です。
わからなかった
2022年5月22日
この漫画の良さがわからなかったです。残念。革命を起こした漫画の一つだとお聞きしたので読んでみました。絵のタッチは細かくて好きですが、読みにくかったです。
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