個人的に3大ボクシング漫画の一つ。はじめの一歩、がんばれ元気、そしてリンかけ。
最初の頃の経済的に恵まれない姉弟が一歩一歩ボクシングを通して成長するストーリーも良かったし、終生のライバルとの出会いと互いに切磋琢磨し成長を遂げて行く流れも良かった。ボクシングの試合に関してはかなり大味になって途中からは駆け引きやら技術の攻防やらといった細部の機微が省略化され、キャラの攻撃力が超人化して、試合が単純化して、必殺技の世界観がインフレ化する現象は子供心に大きなインパクトを与えてもらったが、最後の闘いを終えた最終回の3人の結末には衝撃を覚えた。
昔のボクシング漫画は生命を賭して燃え尽きなければいけない呪縛があったみたいだ。