建築会社に勤める小日向眞子30歳。一般OLではあるが、バブル期に入社してベテランとして頼られる立場になっていた。ある日突然上司に呼ばれて、地方支社への転勤を打診されてしまう。断ればリストラ?? 気分が悪くなって覗いた喫茶店では社内恋愛をしていた恋人が、フロアの社員全員を食っていると評判の美人OLに結婚を申し込んでいるのを目撃してしまう。翌朝悪夢に魘されて飛び起きると、開けていたブラインド越しにガテン系のイケメンと目が合う。外壁工事のことを大家さんが言い忘れていたのだ。その翌日は風邪で会社を休むと、昨日二股を理由として別れたはずの男が家に訪ねてきて襲われそうになる。そこを昨日目が合った職人さんに助けられて、ちょっとだけ恋の始まりを匂わす描写が……というところで1巻目は終わった。