ネタバレ・感想あり地球へ…のレビュー

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壮大な宇宙オペラ
ネタバレ
2024年12月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 現代から遠くはなれた未来、西暦三千数百年代。人類は人工知能によって完全に管理され、子どもを養育する惑星と社会を営む大人の惑星とに別れて暮らしていた。地球から遠く離れた植民惑星アタラクシアで育った少年ジョミー・マーキス・シンは、「目覚めの日」(14歳の誕生日)の数日前から不思議な夢を見ていた。盲目の美少女と青年が会話している夢だ。ジョミーは「目覚めの日」に成人検査の最中に、夢で出てきた青年に助けられる。実は成人検査とは、社会人としての適性を検査し、超能力を持つ新人類「ミュウ」を見つけ排除するためのものだった。ミュウと診断され抹殺されかかるが、ミュウたちに助けられ彼らの船に迎えられる。
アニメ化され、映画化もされた超大作。本作が切っ掛けとなり、宇宙ものが活気づいた思う。1977年から1980年にかけて描かれた。



1000頁に亘るクラシカルなSF巨編
ネタバレ
2024年8月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人工知能が話題に取り上げられる、今だからこそ、読んで欲しい作品(初校1977年)。

欲望に駆られ、デッドエンドを迎えた人類、様々な難関に思考を停止した人類、
彼等が縋ったものは?

星雲賞コミック部門、初代受賞作品。
竹宮惠子先生の代表作と言えばこれだと思う
2024年1月25日
宇宙、地球、人間、次の人間。機械(コンピューター)に自分達を任せる人間に異を唱えること。選別、管理、意思。共存か対決か。
朝日パノラマ社の月刊誌マンガ少年連載時代、本作品と、手塚治虫先生の「火の鳥」を読むためにずっと買っていた。
長く内容を忘れていたので、今回電書買い直し。
描かれてる宇宙船メカや宇宙空間に今改めて本作のスケールを、思う。私にはキース自身が内に抱える矛盾が最後のシーンでは不完全燃焼感はある。
地球という星の環境的限界と、それを何とかしようと試みた挙げ句の未来社会の、極端な「歪み」描写には、コンピューターにその御託宣を仰いだり、フィシスの占いに揺れたりといった行動はそぐわない。その割り切れなさが、現代人にもまさしく通じる迷いとして、如何にも人間とはかくも脆い生き物であることを突きつけるようだ。
思念波を操れたらなんか格好いいと思ってしまう自分でも、いざ身近にそれをしてくる人が居たら気味悪いと思わないでいられるだろうか。

踏んだことのない地、地球への望郷(?)、それを具体的イメージ出来る根拠それ自体がそもそも作られたもの、あおり立てられたもの。
ナスカの悲劇。それを経て沸き起こる目的意識。
ジョミーを突き動かすのは遺志の尊重、で片付けてストーリーは収束できるのか。

SFによくある、巨大化して人智を超えたコンピューターの存在が本作品も悪役と言えるが、人工生成AIを登場させて新たなおもちゃよろしく嬉々として楽しむ現代人は今どこの辺り?

最後まで屈せずあくまで戦士だったジョミー、作者は彼の役割を決めていたからかもしれないが、私はもっと無邪気に青春を楽しむ光景をもっと沢山見たかった。しかしブルーも、トォニイにしても、そして勿論ジョミーも、強い思念波の持ち主はそれが生命力を持つ、という意味で存在を続けるのもまた上手いなぁと思う。

とにかくこの作品で私は竹宮惠子先生という漫画家は宇宙物で足跡を残したと感じる。
忘れていた本作品を再読して本当に良かった。
第25回(1979年)小学館漫画賞受賞。
定期でたまに読みたくなる
2023年11月19日
アニメは繰り返し見ていました。今読んでも、すごく面白い漫画です。SFファンタジーですが、メインはヒューマンドラマだと思います。
悲しみと戦いの不朽の傑作❗
ネタバレ
2023年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 機械マザーの申し子キースと、突然変異超能力者のミュウの人々との戦い・・。
余りにも壮絶で、最後はキースがマザーを壊すことで終結する。
嗚呼この場面があまりにも圧巻で凄い・・。
最終的には生まれ変わりと思われる二人が邂逅して前世の記憶を取り戻すのが良かった・・。救いがあった。
最終的なミュウは体を捨てて精神体になった。
みんな頑張って生きていた。❗
名作です
2023年2月25日
古い作品ですから、絵はどうしても古さを感じてしまうけれど、竹宮先生の描くキャラクターはゾクッとする美しさがある。ストーリーはまったく古さを感じない、これからの未来にも十分通じる凄さ。
子どものころテレビで放送された映画版を見て、大人になってからこの原作を読んだのだけど、映画はだいぶカットされアレンジが加えられていたとわかりびっくり。映画だけでも楽しめるが、原作はもっと奥深い。映画しか見てない人はぜひ読んでほしい。
深い
2023年2月15日
作者さん買いです。
教えてもらった友に感謝でした。
内容も深く、時間をおいて繰り返し読みたい内容です。
不朽の名作
2023年1月19日
この時代にこんなに本格的なSF少女漫画があったことに驚きました。古い作品だからこそ、丁寧に練り上げられたストーリーと細やかに書き込まれた絵が素晴らしいです。間違いなく不朽の名作のひとつです。時間を割いて読む価値があります。
尊い
2022年12月12日
切なく儚く、何度読んでも飽きない素敵なストーリーと絵にはまりました。昔の漫画と知ってビックリしました。また読みます。
漫画を好きになった原点
2022年2月10日
私の母が持ってたのを小学生の時に読んだのが、私の漫画好き人生(30+α年)の始まり!これを読んでなかったら、そんなに漫画を読んでないかも(笑)
世界観や人物描写の奥深さがすごい。1万冊以上漫画を読んできても、なかなかこの作品を超えるものには出会えない、て思えるほどに。
半世紀近く前の作品なのに、環境とかジェンダーとか差別問題とか、SDGsを先駆けてる感も注目です。
1980年代に映画化、2000年代にリメイクのアニメ化もあります。どちらも良作です!
主人公はジョミーとキースなのかなって思うけど、ほかの登場人物もみんな魅力的ですよ。
とにかく名作です
ネタバレ
2021年9月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 子供の頃ハマった漫画。懐かしくて読み始めたらやめられず、ついつい全巻購入してしまった。竹宮恵子先生、そして萩尾望都先生のSFは今読んでも全く色褪せない。本作、地球へ‥の抽象的なエンディングは2001年宇宙の旅にも似ているかも。ちなみに地球をテラと呼んだのは萩尾先生が先だと記憶しております。とにかくオススメの名作です!
不朽の名作
2021年2月22日
今から35年以上前の1月4日にこれの映画版が放送されそれですっかり心を奪われたのを記憶しています
これが描かれたのはその映画よりさらに昔
それでもいまなお感動を呼ぶ名作です
最高傑作
2020年10月28日
何度読んでも泣いてしまいます。
映画も見に行ったし、最初はコミックスでは無くムック的な雑誌のようなコミックで読んで、何度も繰り返し読みました。竹宮先生の作品は元から好きだったのですが、このような大作SFを描かれることに驚いた記憶があります。
少し落ち着いてきた傾向はありますが、最近の漫画は巻数が多いことが人気のバロメーターでした(今大流行のあの作品でも23巻です)
ですが、この作品は3巻です。そしてこの壮大な世界観。
不朽の名作を多く読んでもらいたいと切に願います。
不朽の名作
2020年10月10日
遥か昔に紙媒体で読み、映画化されて夢中になり、懐かしさから購入しました。(主題歌も購入した記憶が…)大人になって読むとまた違う事実に気づかされます。壮大なスケール、人類普遍のテーマ…まさに不朽の名作です。
大好きな作品
2020年6月20日
この作品が大好きで、竹宮惠子作品の奥深さを感じています。何回読んでも飽きないし毎回感動します。ずっと読み伝えたい作品です。
好きな作品
2020年6月9日
子供の頃出会ってから、ずっと好きな作品です。
竹宮先生の作品の中で、一番好きな作品。
色褪せることのない名作
2018年11月17日
最初に読んだのは遥か昔のことではあるが、そのテーマの奥深さたるや現在にも通ずるものであり、不変の名作であると思う。子どもたち、若者たちに是非是非読んでみて頂きたい。
いつ読んでも素晴らしい
2018年3月3日
昔々子供の頃読んで、なんて奥の深い漫画なんだと感動した。
今また、昔の漫画はなんて奥が深いのだと、片っ端から読みたくなっている。
言わずもがな、名作。
2016年1月16日
竹宮先生の作品はどれも好きなんだけど、少年誌連載だったこの作品は特に斬新で、今までと違った世界観に引きこまれました。
名作というだけでは足りないくらい名作なんで、未読の方はぜひ読んでほしい。
懐かしい・・・
2015年11月12日
でも今読んでも新鮮に感じる。苦悩するミュウ達と人との対立、色々な作品に影響を与えたのでないかな?価値ある一冊。
やっぱり面白い。
2015年10月22日
懐かしくて時々読み直すけど、いつ読んでも新鮮さがあるし、考えさせられる内容です。人類の未来への希望や問題に立ち上がる姿もあれば、愚かさ惨めさ等も感じる作品なので個人的には竹宮先生の作品ではこれが一番すきです。
すごいんです!
2015年9月1日
竹宮先生の作品は、読み直すたびに新たな発見があるような気がします。こちらの作品は本当にスケールが壮大です。読み進めていくと引き込まれていきます!
壮大な
ネタバレ
2015年8月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 話なのですが結局は今現在地球で起こっている中近東の長きにわたる闘いの舞台が宇宙規模になったストーリーのような気がする。
竹宮惠子作品の中でも上位です
2022年2月12日
風と木の詩きっかけで読み始めた作品ですが、今ではこちらの作品の方が手に取る回数が多いです。
少女漫画少年漫画好きな方両方にオススメです。
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作家名: 竹宮惠子
ジャンル: 青年マンガ SF
出版社: ビーグリー