会った途端に何かピンと来る、ひかれ合う。
ないことじゃないけれど、それですぐキスとは、いかにもすぐロマンスに持ち込む設定で、いくら、架空の話とわかっていても少し引いた。
軟禁だし、愛人強要だし、ありがちな誤解出発の設定、なかなかベタにシークものの感じがあるのに、あとがきにあるように、確かにそこにクルマ登場で、馬もロバも駱駝もない!?
時代に合わせてるだけなのだろうが、これで相当目先が変わっていた。
誤解に基づく自分のことは棚に上げているのは、どこでもあることなので、腹は立つがそこに頁数は取れないだろう。
作図に魅了される箇所がちょこちょこあり、楽しんだのと、HQで珍しくない死にかけるシーンが意外にも、私の胸に来て自分でも驚きだったので、この星数にした。
本当は、最後のからくり種明かしもありがちで、どうしてここまで、意外に良かったと感じるのか、自分がちょっと解らないのだが。