ネタバレ・感想あり灼熱のルビーのレビュー

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好みでした
ネタバレ
2022年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ ハーレクインだけど貴族も皇太子も出て来ない、保安官とお裁縫屋のお話。まずもってヒーローの顔がとても好み!多くのHQヒーローは濃い系セクシーガイですが保安官はシュッとした塩系かな?大好きなので見てるだけで楽しかったです。ヒロインも悪癖はあるものの明るく商才もあり有能。職務と恋路の板挟みになってテンパってヒロインを捕まえちゃったりした保安官が、ヒロインへの愛を自覚するごとに法も秩序も知ったことか、バッジも捨てていい、となって行くのがまた良いし、それを両方とも阻止したヒロインの愛たるや!最高でした。四姉妹ものなので他のお話の姉妹たちも出てきて、お得な気持ちになります。
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宝石や貴石の名前が付いた
ネタバレ
2022年5月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 四姉妹の末妹、ルビーの恋物語。幼い頃に辛い体験をしたヒロインのルビーが自立していく過程も興味深いし、保安官であるヒーロー、クウェントとのぎこちない恋が可愛らしかった。シリーズものらしいのですが、ルビー編が面白かったので、姉達のお話も読んでみたいと思いました。
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4姉妹のお話シリーズ
ネタバレ
2021年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーローが悪いわけではないけど、町の評判のせいで客が来なくてヒロインがポツンと一人でいるところが泣けました。ヒロインを助けに行ったヒーローの悔しそうな表情も緊迫感でハラハラしました。
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ジュエル四姉妹
ネタバレ
2020年5月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素敵なお話でした!母親が違う四姉妹は、この時代には珍しく芯の強い女性たちで、恋をし逞しく生きる、どれも素敵なお話です。ジュエルは幼少期のトラウマに負けず自分の夢を叶えようと努力して、保安官の心も支えます。読むと力が貰えるような作品です。
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六人の子持ちになりたいとは意欲的な!
2018年12月13日
シリーズ全てに悪人が出てくる。悪いやつを退治してくれる話は、単純に晴れやかに結末を迎えられてほっとする。
二人は幸せに暮らしましたとさ、もいいけれど、いい人もいれば悪い人もいるのが世の中だから、このシリーズのように、人の醜い面も捉えて人間の因果を考える味付けあるのも一興。

保安官、なんだかんだ当初の抵抗虚しくすっかりラブラブで、にやにやしながら読み終えた。ずっと意識してたもんねー、という判り易い流れに、結婚を意識した言葉が熱くて良い。
落ちたら最後、早く会いたくて、が最高。

人の噂は、無責任な存在。
町のお喋りおばさん二人は一方的視点による口の攻撃でヒロインは間接被害を受けていた。
彼女は幼少期は、やはり別の意味で見方の凝り固まったシスターにより、彼女自身になんら責任のないことで、大人になった今に至るまで、トラウマを植え付けるむごいお仕置きにあっている。親が未婚で彼女を生んだという理由で、子どもが自身でおこなったことではないことなのに。
保安官助手のアーロウも語るべきでないことを他人に容易く口を滑らす人間。
このストーリー、三者三様の、そしてある意味同類の、バイアスの強くかかったフィルターで人を見る厄介な人間が登場。
そこに悪意があろうとなかろうと、これらの行為が被害をもたらす人間社会の罪な部分を、物語として
メッセージを秘める。保安官自身の思い込みや固定観念をも、築き上げた人間関係をいとも簡単に崩れてしまうものとの警告も入る。
また反面、ルビーの店の順調な成功もやはり人の評判という、上記とは正反対な描写も。

無法者流れ者親をなくして残される子どもの悲惨、シリーズは盛り沢山に社会の成熟を果たす前の不安定な開拓期が舞台。やりきれない非道い試練やサバイバルの大変さには、平和な今の人間の私には申し訳なく感じるほど。

しかしシリーズを締めくくる4女のロマンス、良かったね、というところ、お姉さん達が次々幸を掴むシリーズ他作品の中に常に出て来た保安官氏、出番が来たのだった。
保安官のプロポーズに向かってヒロインも思い上がりひとつ見せずにこれはこれは楽しく賑やかな家庭を作ることだろう。
4姉妹の末娘
ネタバレ
2020年3月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ ジュエル4姉妹のお話は皆面白いです。少女時代の生い立ちから「ささやかな復讐」をすることを正当化して盗みなどをするのはやっぱり引っかかりました。それも正義感が強い故とも言えますし、そこは好きでした。理由がなく盗みなどする子ではないことはわかっているはずなのに、ヒーローの保安官が、ヒロインがミリーのブローチを盗んだと決めつけたのはいただけません。ヒロインが許せないと思ったのは当然ですね。当然、最後はめでたしめでたしですが。
4姉妹の愛情・絆も感じられてよかったです。
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ヒロインに軽犯罪を犯させるのはどうなの?
ネタバレ
2021年1月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 期間限定読み放題。
テキサスを舞台にした異母四姉妹をヒロインに据えたシリーズの最終巻。他シリーズ作は「炎のダイヤモンド」(長女)「テキサスの真珠」(次女)「翡翠の涙」(三女)。
オープニングで孤児ヒロインと思いきや、5年後には突然四姉妹で牧場暮らしという展開に面食らったが、全員髪色の違うところでシリーズと察し、全員母の違う異母姉妹っぽいな、父親サイテーと思いながら読んだせいか、作中やたら父親が上げられる回想展開に辟易した。そこまでいい人なら、まず一人目の子供ができた段階でその相手の女性と結婚してたんじゃないの? 時代やら宗教観考えたらそれが真っ当な男の行動と思うし、ヒロインが孤児になった時点で引き取るべきでだったのではないのか? ヒロインが子供時代に受けた虐 待の原因も、実際母が奔放だったせいもありそうだが、何より婚外子を作りまくって引き取らなかったこの父親のせいではないかと終始モヤモヤ。
そんな虐 待を受けて育ったヒロインも、貧困に苦しんでというわけでもなく自分の感性(正義感だったり仕返しだったり)でスリや万引きに走る軽犯罪者ヒロインでやはり良い印象はない。シスターの指導で手に職をつけてもらって服飾業を始める手腕は買うし、自分の犯罪経歴を反省するくだりもあるのは良い点だとは思うが、それ以外でやってることが母と大差ないという感じで、カエルの子はやはりカエル(というか三つ子の魂百まで?)になりがちなんだなと思えてしまうところがあったのが残念。
今作は過去に足を踏み外した人間もきっかけ次第で生まれ変わったように真面目に振る舞えるが、過去の行為が足を引っ張って周囲に完全に受け入れられるようになるのは簡単ではない様子を色んな人物で表している。というのはわかるが、ヒーローの保安官ですら、放蕩息子だった時の名残が顔を出すし、頭に血がのぼるとぶれがちになるところもなんとも言えない。人は変わろうと思っても完全には変われないという描写でもあって、じゃあ周りは過去を思って簡単に受け入れられないのも穿った見方をするのも仕方ないとも思える。
そもそも初めから足を踏み外さない人が一番偉いよなあと思えてしまって、安易に踏み外したことがあるヒーローヒロインをあまり素敵に思えずに読み終わった。
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