美しく可愛らしく進行、溜息を誘うように終結。シークものとしてというよりは普通の王国モノで良かったような。
背伸びして大人に見られなくては、一人前と扱ってくれないと思う年頃。怖じ気づかせるのも嫌だったのだと理解できる。
彼も、嘘をつかれるのが嫌なのは当然で、誤解が積み重なったのはヒロインに責任はなくとも、親族なので誤解はされやすい。それでも、彼、後半、ヒロインの言葉や行動で修復を本心で願っていたのは可愛い。
ハーレクインあるあるの誤解と和解。甘甘のラブを見せつけられ、ごちそうさまだ。
私はハーレクインは、こういうのがあるから喚んでいる。あくまで、らしいヒロインと、らしい彼の勘違い、誤解を招きかねない出来事、色々が詰まって世界を楽しんだ。
身内が最後は悪人ではなかったみたいに再登場して、何となく観劇に行ってフィナーレを見せてくれて可笑しかった。