ネタバレ・感想あり帰ってきた子爵のレビュー

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神様の愛は半端なしbyハリー
2022年12月21日
聖書の一文から始まり、内容的にも放蕩息子の帰還のようにHQのクリスマス絡みの物語はキリスト教で彩られているんだとつくづく思った作品。ヒロインは結婚前後からずーっと辛い目にあい、愛する息子は周囲にいじめられ、判事の話から推測すると多分騒動を起こしている。それでも息子は行き倒れを(実は…)母と一緒に助けようとする姿は健気だわ😢それだけママ(ラテン語を習おうっていうのに母親の名前も知らんのか~い💦)に愛情をたっぷり注がれて育てられているのが分かる。ヒーローもヒロインに対しての仕打ちは酷いものの、鵜呑みにしてしまった偽りの情報の真実を知れば、財産分与もきちんとする正義の紳士の顔を出す。そうヒロイン息子に顔も性格もそっくりなヒーロー=親子でした。
泣ける
ネタバレ
2021年12月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーローの誤解に次ぐ誤解で、ヒロインが長い間辛い生活をしてきたことに胸が痛くなりました。命からがら帰国してようやく真実を知るヒーローも大変な目に遭ってきたのだろうけど、原因はヒーローだからなあ。
素敵なお話です。
2018年7月16日
村田順子先生、好きです。絵も素敵。原作者のお話も好きです。この組み合わせに外れなし。
今まで読んだなかで、一番いいかも。
ヒロインは、幸薄い。けど、芯の強い賢い女性です。かなりつらい想いをしましたが、ハッピーエンドになり、幸せな気持ちにしてくれました。
どんな方法で解決するのか、興味津々で、最後まで飽きませんでした。
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下劣な人びと
2024年7月30日
時代もので貴族のアレヤコレヤと戦争のせいもあって、色々な事がすれ違い。ちゃんとした結婚なのに、その跡継ぎを生んだのに何て事。原作だともっとエピソードとか事細かな描写になっているのだろうな
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誤解が解ける話
2019年3月19日
子爵を嵌める策略に巻き込まれたヒロインが悪女と触れ回られながらも息子と密やかに暮らしていた所に、当の子爵がそのつもりなく舞い戻った話です。悪人を人相悪く、子供は可愛らしく、くたびれたヒーローを若い頃と別人のように、描き分けている技量がすごい。
現実だと本当につらいでしょうね
2015年9月29日
恵まれた人間の傲慢差がわかりやすい作品です。人は自分が間違ってるとも気付かず、正義を弱者に振りかざす傲慢な感じがよくでてわかりやすいです。人間の愚かさからヒロインの不幸の連鎖が続きますが自分の気持ちをしっかり持って今やるべき事の選択を間違わないことが自分が望む幸せに続くのだと夢を見させてくれます。村田さん作品はコミカルで大好きです。
ドキドキ不足
2018年10月14日
勘違い早とちりのヒーロー。
ここまで重なると疑ってしまうのは仕方ないけど、
聞く耳もたず逃げるように離れてしまったが故の、二人の不幸の始まり。
最後までヒーローの良さがわからなかった。
軽率なヒーローの発言と行動でヒロインはどん底に突き落とされた。
ヒロインは心が広い、あっさり許して助けちゃう。
ヒロインのお陰で、勧善懲悪なハッピーエンド。
絵はいいけれど、内容は寒い
2024年4月28日
このマンガ、絵の良さだけでもっていると思いました。
窓のちかくで、話声が聞こえる・・という、息子が見つけていた利点? を、うまく活用して反撃できたところはなかなかでした。
失効前のポイント利用で購入しましたが、残念な作品でした。
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ヒロインのひたむきなところが好き
ネタバレ
2016年2月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ とにかく夫が酷い…正直全く同情もフォローもできません。
ヒロインがどこまでも被害者でかわいそう。それでもひたむきに息子のために懸命に生きているところ、行倒れの人間を放っておけないところが立派で尊敬できる女性でした。
何故こんな最低な男が良いんだろう…。最後まで夫には同情できませんでしたが、ヒロインが幸せならそれでいいかな…。
😢
2011年8月6日
とにかく夫がヒドイ。
戦地で罪に問われ、死んだはずの夫が帰ってきます。でも、かつての夫婦仲は最悪。ヘレナもカールトンも罠にはめられて結婚したのでした。ヘレナは、カールトンに恋をしたのかもしれませんが、愛なのか憧れなのか、マンガからは分かりにくかったです。息子を授かって、そのことに感謝してるのか……。
ヘレナがカールトンを駄々っ子と表現しますが、本当にまさしくその通り。後悔する結婚をして、悪い仲間を屋敷に連れ込み、妻がそいつらに追いかけられる……。で、妻が別の男の子を身籠ったと誤解する……とてもヒドイ夫です。そんな夫の態度からヘレナはふしだらな女の烙印を押され、結果、夫がいなくなった後、貧しい生活を強いられます。
カールトンのヘレナに対する感情も、愛なの?罪悪感なの?何だかよく分からない。ヘレナは確かに逞しく、優しさと強さを持っている素晴らしい女性だけど……。
戦地で死の淵を彷徨ったのは、自分がヘレナにした罪の報いを受けたのか……って、生きて戻ったから誤解が解けてそう思った訳だけど……。一生誤解が解けなかったこともありえるし、ヘレナはヘレナで息子さえいれば幸せに暮らしていけたのかとも思う……。
表紙の絵の夫はカッコいいけど、戦地から帰ってきた夫をリアルに書いてあるので、最後までやつれたままです。
他人の悪意をすごく感じる……。良いところをあげるなら、ヘレナがこれだけの扱いを受けながら生きている。ってところです。母は強しってことですね。

最後はもちろん、めでたしめでたし。になります。
これは何愛なんだろう?生き延びるために、絆が強まっただけに見えなくもない。
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