ネタバレ・感想あり戦場に降る甘い花~英雄ロマネスク~のレビュー

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予想以上↑
2020年1月3日
イチャコラとかは全くないですがハマります。一人一人のキャラも設定もしっかりあるし時代背景も良かった。物語と絵の雰囲気もあってて良いです。
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リカルダ可愛い~
2019年4月30日
ナチスドイツのこわ~い将校バルラッハ視点と、素直で可愛い少年兵リカルダの視点の両方で描かれています。
登場人物が皆クセのある人ばかりで面白いです。そんな人たちからちょっかい出される愛されキャラのリカルダと、リカルダを独占しようとするバルラッハのやきもち(?)が美味しい♪ ラブまでいかないけど、お互いに気になってしょうがない微妙な関係がすごくいい感じです。もう少しイチャコラが見たかったけど、数年後の史実を思うとくっつくのは無理かなぁ……とちょっと切なくなりました。
でも本編はとても面白いです。コメディーっぽさのおかげで、普通に人が死んでいく戦場なのに暗くなり過ぎず楽しめました。
2巻で終わっているのが残念です。もっと読んでいたかった! エロティックなシーンはないけど面白いBL。おすすめです。
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現2巻までほぼラブなし、でも面白い。
2016年6月26日
1巻205、2巻171ページ。全て表題作b。
面白い。私は好きです。でもほとんど恋愛の話は皆無でした。
ラブストーリー無しでもOKな方は、是非!
細切れの短い話の連作で、ストーリー自体も盛り上がりは大きくないんですが、なんか良いんですよね。
キャラ達が良いのかな。

野営中のドイツ軍の一部隊が舞台。
鬼才の番長大尉と、お茶入れだけ上手な新兵ひよこくんの主人公。
主にこの2人がメインの、ほのぼの?戦時中の日常のお話。
2巻あたりから周囲のクセあるキャラの登場が増えて、これまた楽しい(笑)
怪しい不敵なスメーダー、大尉と阿吽のネズミ軍曹もいいし、器用な苦労人で胃痛のハゲも良い味(笑)
大尉、有能な良いコマ揃えてますね!さすが♪てな感じ。
上官の癒し処、マスコットキャラもいるし。
主人公と同じく新兵で、美人の敏腕スナイパーくんも、ピュアぼけっぷりが主人公と対張る(笑)

ギャグストーリーでもないんだけど、絶妙なキャラ達のオチある話もあります。
微妙にBL(ラブ)に移行しそうで、、してないのが現在2巻まで。

短編の連作なので、これで完結なのか続きがあるのか微妙ですが、終わりに盛り上がりがないので、もうちょっとラストらしい展開は欲しいです。

発刊の年を調べたら2014年ですが、これは電子用にまとめて編集されたものらしい。
書籍を検索したら元は同人誌、2006年前後に途中巻の発刊でした。
ということは、ずいぶん長い間表題作は描かれてなさそう?
ただし、スピンオフでスメーダー軍曹のラブ?話、黒い羽の涙が同人誌で有りました。それが昨年連載完結してます。
書籍 or 電子書籍化するのはこれから??

この後、本編続きの再開があるのかは謎ですが、期待したいところ。
商業誌と違って同人誌だと、連載はゆっくりなのかな??
案外ハマるかも
2014年3月6日
いわゆる「BL」を期待する方向きではないと思います。そ~ゆうシーンはありません(笑)雰囲気を楽しむ感じでしょうか?結構面白く読み進めました。時代背景としては「現代」より時代が遡るので(第一次大戦の頃のドイツでしょうか…)「軍隊」は完全なる男だけの職場。そんな中にまだ線の細い少年兵、しかも“いかにも坊や”という雰囲気の危なっかしい目の離せない子。保護者的な立場で見守るバルラッハ大尉でなくてもハラハラドキドキしてしまいます。サブキャラたちも一癖もふた癖もあって魅力的。絵は好みが分かれるかも知れませんが私は好きです。何より、この物語には最適の絵柄だと思いました。
面白いけど…
2023年2月27日
ヨミホ。面白いです。面白いけどさ〜個人的にはやっぱりもっと恋愛過程が見たかった!絵も好きだし、みんなかっこいいし、でももう少しきゅんしたかったです。
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絵もストーリーも良かったです。
ネタバレ
2021年6月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ バルラッハ大尉とリカルダ二等兵の恋愛まで発展はしないけど、常にリカルダに気を掛けているバルラッハのやりとりが面白いです。
バルラッハはリカルダが淹れるコーヒーがお気に入り。戦時中生死をかけ過酷な日々を送る中で、貴重な休息時間でリカルダのコーヒーを飲むのが癒される大切な時間なのかなと思いました。
バルラッハには大切にしていた女性がいたから、リカルダと恋愛に発展する事はおそらく無いんだと思いますが、保護者的立場でリカルダを心配して、時には嫉妬して毒舌でリカルダをイジったりしてとても可愛がっています。
戦地の仲間達も個性的でコミカルなやりとりが戦時中の暗さを上手く中和していると思いました。
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におわせ。
ネタバレ
2020年8月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ マジで全くエロはないですが、それが逆にたまらないです。これがBLに属するのかと謎でもあります。何となくにおわせてる部分はあるのですが読み取るしかないです。ちょいちょい他所からちょっかい出されても大尉が助け舟を出してるからなー。わかってるハズなんだけどな。命が隣り合わせの戦地だからこそ日常些細な事が凄く刺さります。でも危うく命に拘るって場面が頻繁にあるので逆に平穏な日々が際立つというか。大尉が可愛がる新米兵も無邪気に懐いてるだけですけど大尉の戦略には容赦なく新米兵にとても目をかけていてそのギャップが萌えです。日常の物資や人財にも戦略がハマって面白いように手にする賢さが凄かったです。見ていて気持ちいい。狙撃兵が、バシバシ命中させるところも実際の命を奪ってる事を実感して失神するとか。戦時中麻痺した中にも直接手を下してる感半端ないですもんね。戦争の史実に基づいて書かれたものなんでしょうか。その辺はあまり詳しくないのですが、大尉の崇拝者が沢山いて実際にこんな人がいたら誰もが好きになってしまいますね。敵に回したくはないけど。サラッと終わりますけど凄く内容が濃かったです。
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ストーリーも絵もグッド、でも
2022年9月16日
とても面白いし、絵も内容にマッチしています。でも私の評価が低いのは、いくら少々コメディタッチとはいえ、登場人物が自分たちが「人殺し」をしていることを全く自覚していない(ように描かれている)からです。リカルダなど、一番感受性が高い年頃なのに、いくら敵とはいえ人を殺すことに全く疑問を抱いていない。あれだけ純真な性格ならば、足元に横たわる死体を見て何らかのショックを受けるはずなのに…。他作家さんならいざ知らず、天野先生ならその葛藤も描けたはずだと思うので、その点がとても残念です。
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作家名: 天野瑰
ジャンル: BLマンガ
出版社: 双葉社
雑誌: BL宣言