無愛想な主人公に何故か突然告白してきた先輩・松本。どんなに邪険に扱ってもニコニコとしていたのに、ある日無理矢理犯されてしまいます。
ここからの急展開がとにかく切なくて苦しい。松本に惹かれ始めていたのに、身体を重ねた事で心より身体が傾いて気持ちがわからなくなる。その時現れた美形不良王子・袴田にも言い寄られ、そして松本の執着の理由を知る。
流されてばかりいた主人公が、悩みに悩んで、考える事を放棄して、だけどやっぱり悩んで、そして初めて胸の内をさらけ出すシーンが印象的でした。ヘラヘラしていた松本の本当の心の葛藤もよく伝わってきます。
全体的に淡々とした雰囲気で、シンプルです。しかし絵はとても綺麗で今時な感じなので、切ない中にも萌えをいただきました。本当にオススメです!