正直、表紙の絵を見た時には、あまり期待していませんでした。
とりあえず「先生モノだから読んでみるか。」ってだけだったんです。
でも…ホント大正解でした!!
恋愛やセックスは滑稽。我を忘れて夢中になるなんて2度とできない。とか
好きで好きで仕方ないあの人に、思われている女がいるのね。とか
メールで一喜一憂とか…アナタは私なの？みたいな。どのお話も、めちゃくちゃ感情移入できました。
ただただヤッてるだけで何の内容もない、よくこんなのでお金とるよなってマンガが多い中（毒吐き御免!!）
心理描写もしっかりされていて、あっさり描かれているからこそのリアルさというか…
「ちょいH」ってジャンル分けは勿体ない名作だと思います。
古本屋さんを探しまわって単行本を買ってしまったくらい好きです。（絶版なのが残念っ!!）
みゆとさゆりの友達同士の会話とか、ちょっとした所も大好きです。
あと「ちょいH」の先生モノでは、まず有り得ない…いや最近では普通の少女まんがの先生モノでも
珍しいかも知れない「卒業まではHなし」な先生が個人的には好感度高かったです。
駆け引きなんてない、まっすぐで一生懸命な登場人物たちが愛しい、切なくてかわいい
読んだ後、なんだか幸せな気持ちになれる作品です。
とにかく、もっと沢山の人に読んで欲しいです。
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