このレビューはネタバレを含みます▼
かなり古い漫画だからか分かりませんが目につくところが多くてイライラしました。
以下ネタバレになりますが、なかなか妊娠しない主人公が周りに妊娠したと勘違いされ否定できずにズルズルしたところで、高校生の望まれない妊娠の子を産んだことにして代わりに育てると、身体にタオルを巻いて妊娠を装って臨月までやり過ごすトンデモ設定。嘘を誤魔化す為だけに妊娠すらしてない主人公が救急車を呼び病院へ行き、その上救急車に遅かったわよの捨て台詞。
次の話では、実際妊婦になりますが、体重管理が大事なんて知らなかったとブクブクに太る、我慢できないとタバコを吸う、産後間もなく病棟の休憩所でも喫煙。母乳の影響もあるし、時代とはいえ周りに他の入院の妊婦がいるところで喫煙とは見ていて気持ちのいいものではありません。
ちなみに赤ちゃんがほしいの表題ですが不妊治療などはなく自然妊娠です。
全体を通してギャグ要素が多いのですが、微笑ましいエピソードというより妊娠への知識不足や胎児への影響を軽視した行動が目に余り、楽しく読めません。
表題以外の作品は、ナイーブな男女産み分けの話、予期せぬ妊娠で4人目の子供をおろそうと悩む主人公が子供を「始末する」と発言していたり、産科の先生がまさかの元彼で内診の際には夫よりテクニシャンなことを思い返して「気持ちいいことしないでよね!」と言い放ったり、理解に苦しみます。
子育て世代でほのぼの妊娠出産系のお話を求めてる方にはオススメしません。