ネタバレ・感想あり緑夢(文庫版)のレビュー

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「未来はひとつではない」けれど…
2021年10月2日
子どもの頃から、少女漫画ジャンルでは”この手の漫画”が大好きでした。
ひっさしぶりに読み返しましたが、ラストが…分かっているのに泣けてしまう…。
作者様の言葉をお借りすれば、「SFホラー、ハードボイルド、学園ものを経て恋愛ものへ(作品紹介は、ラブ・サスペンス)」と割と何でもありで、クルクルと展開もめまぐるしいですが、本当に面白いです。テーマの割に、暗すぎず重すぎないところも好きです。
人類とビーストの戦い、生き残るのはどちらなのか。翻弄される高校生・ケイとビーストハンター・ハル。人間だけのものではない地球が、人間によってどんどん汚され、破壊されていく。人類が滅亡すれば地球は守られるのか…。
悲しすぎる未来を彷彿とさせるラストに、描かれている”今”が幸せなだけに、切なさで胸がねじ切れそうになります。未来がひとつでないならば、2人がずっと抱き合える未来を…と願ってしまいます。ああ、でも、作品として、とてもよいラストだとも思うのです。姫と博士の最後のセリフとか。
(余談)引っ越しが多かったので、その度に手元に残る紙本は減ってしまいましたが、未だに我が家の本棚にある漫画の一つが『緑夢』のコミックス版。1991年、30年前…ひゃ~。コミックス版は全7巻で表紙が全然違うので、この文庫版の表紙はめっちゃ違和感~汗。表紙と中の絵はだいぶ違います。試し読みができないのが残念ですが、「緑夢 試し読み」で検索したら、サンプルあるサイト見つかりました。
大好きでした
2021年7月16日
とてもなつかしいです。いまでも古臭くなく、イイと思います。シャンデリアの事故の場面などは、今でも何回も思い出します。
切ないねえ
2018年7月25日
試し読みがなかったのである意味賭けだったんですが、買って後悔はしませんでした。ぼく地球を読んだ後、大層なファンタジー系の少女漫画が読みたいなぁと思って色々読みましたがあまりその欲が満たされることはなく、しかしこの漫画で欲が満たされました。そこまで長編でもないし、背景も白が多くて絵の印象もそんな残らないし、結構あっさりしてたりもするんですが、その淡々とした感じが作品そのものの切なさと通ずるものがあります。主人公の子がボーイッシュで色気のiの字もないんですけど、ヒーローと出会って周りに「最近綺麗になったよね」とか言われる系です。良い…。
壮大なお話
2017年1月15日
FREEと同じ時期に読んだのであまりの違いにびっくりしました。ビーストとの戦いのお話ですが、どちらが良い悪いという単純な問題でもなく考えさせられます。かなり悲しく切ない終わりなので、よりこの作品に対する想いが残ってしまいます。切ないお話ですが、かなりオススメです。
マイナーだけど名作
2016年7月7日
初めて読んだ時衝撃を受けた作品です
かっこいい台詞回し、ハルとリンクスの大人の関係、
切ないラスト。今見ると寄生獣と樹なつみ先生の世界観が合わさったようなお話です
これを当時フレンドで連載していたなんてかなり異端だったんじゃないでしょうか。
途中かなり間が空いて絵柄が変わったしまったのが残念ですが、紫籐くんはやっぱりかっこいいです!
大好きな作品です。色々考えさせられます。
ネタバレ
2016年2月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全体的に現実離れ感があります。しかし今の世の中ありえない話ではないとも思えます。悲しいラストです。映画とかで見たいな。
ファンタジー?
ネタバレ
2024年8月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ SF?ファンタジー?ビーストと人間との闘いの物語ですが、表紙や題名からはそんな感じはしなかったので読んでみて驚きました。世界観も絵も独特なので好みは分かれると思います。
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1巻だけ
2024年2月25日
1巻だけ読みました。1巻はプロローグ的な感じ。事件は色々起きてましたが詳細はわからず。結構壮大なファンタジーみたいでしたが、続きがすごく気になるって程でもなかったから1巻だけでいいかな。
主人公女の子なのにベロベロのタンクトップとか首がスカスカの服ばかり着てるのだけ気になってしまった。見えるよ…それ
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作家名: 三浦実子
出版社: 講談社