笑いあり、キュンありで全体的に楽しく読めました。
3巻完結なので、買いやすく読みやすいと思います。ただ個人的には3巻は短かったと思います。もっと長く見ていたかった、という意味ではなく…3巻の間に両想いになり、母親からも認められハッピーエンドにするまでの流れが駆け足に感じました。
まず主人公の夕子が猪突猛進すぎて、森さんが夕子に全く気がないまま話が進んだら本気でうっとおしいストーカー女だったよなぁ…と思い、最後まであまり夕子を好きになれませんでした。
こんな女をどうやって森さんみたいなタイプの人が好きになるのか?という所に注目して読んでいましたが、案外とあっさりくっつき、その後は夕子にデレデレのバカップルになっていて「早くない?!」とびっくりしました。
そりゃ主人公がつらい片想いの描写が続くよりは、甘いシーンが見たいですが…。
夕子の前は仕事のデキるああいうタイプの大人の女性と付き合ってたと知って尚更、森さんが夕子にどっぷりハマったのに納得できませんでした。
あの扱いからいって、元カノとは軽い付き合いだったんでしょうかね…。森さんのこれまでの女性遍歴はどんな感じで、なぜ夕子とは本気で恋できたのか知りたかったです。
幼い頃のトラウマを乗り越えるキッカケをくれた運命の女性だから…とか言われたら納得せざるを得ませんが。そういうシーンを見た上でもピンとこなかったです。
何考えてるのか分からない月丘さんが良いキャラをしていて面白くて好きでした。
森さんが主人公とラブラブになってから、森さんの魅力が薄れた感がした部分を月丘さんが補ってくれたおかげで、この作品を最後まで読む気になれました。
まぁ月丘さんも普通に良いヤツで、お前も夕子に落ちるのあっさりだなと思ってしまいましたが笑
最後の展開も、ハッピーエンドになって良かったのですが、そういう流れでお母さんが丸くなって許してくれるのか……と、なんかモヤモヤした気持ちが残りました。まぁ理由なくお母さんが優しくなった方が気持ち悪いので、納得するにはこの展開しかなかったのかなぁとは思いますけど…。
結婚式の1ページで終わりで、やっぱ駆け足感は否めなかったです。じっくり描けとは言いませんが、私の期待してたものとは少し違った進み方でした。
毎巻、おまけ漫画が1番キュンとしました。それってどーなの。笑
でも、面白い漫画なのでオススメです。