ミスターダベンポート氏は私の好みです。そのため、ほとんどの姿と言動が好きだなぁ~と頁をめくるのが惜しいほど楽しんで入り込んで読むことになりました。
特にパーティーのシーンからグッと引き込まれ、最後まで十代の少年を思わせるルックスもあってかチャーミングなところがよく出ていました。常に気を張り巡らせて経営者として仕事に邁進してきた男の人の、その私生活の顔を一部見せてもらったかの錯覚に陥らされました。
定番の婚約のフリがストーリーにありますが、人々の眼の前で公然と婚約を口にしたときは、なりフリなくて、ヒロインに決めた決然とした口調と動きに、かなり来ました。
時々向きによっては顔のバランスが変わるところはありますが、正面と全身は最高です!
一ヶ所だけ、車から降りるコマの左端(部下にお帰りなさいませを言われる直前のコマ)が、部下の後ろ姿にぶつかって気になるので、そこは、何となくなんとかならなかったものかなぁと思いますが、それだけです。
楽しませてもらった HQ コミックでした。コミカライズのいいところ、なのかもしれません。