162ページ、1冊表題作(おまけなし、泣)。
良かった、、、
お話の作画のように、意味深で余韻の強い読後感。
小説や映画みたいというよりは、見る人によって受けるもの・解釈が違う絵画のような、奥行きのある印象的な作品でした。
作画も作品によって違うんですね。
ほかの作品ではギャグなあほ顔やちび絵も多いお話もあるのに、こちらはギャグ絵はまったくなく、白黒で乾いた雰囲気の作画。
お話にわかりにくい部分もあり、2人の仲も、いかにもBLのようにはっきりとしたラストではないので、好みは分かれると思います。
腐向けよりは、腐萌えしない読者にオススメできるBL作品、て感じでした。
恋愛を期待する読み手としてはこの先の話まで欲しいラストで物足りなくはあるんですが、これはこれで余韻が強く、1冊の作品としてまとまりがある気もする。
BLとしては星4と迷うんですが、BL抜きにしてあまりない作風で雰囲気と印象が良かったので、あえて星5で。