3つのお話が入ってます。
「ファム・コンプレックス」は、少年マンガでもありそうな設定とか雰囲気で、一般的なBLと違うのがかえってよいです。
「恋と盲目」は、後から真相系。
なるほどーって思って、もう一度読みかえすと、伏線がいっぱいあるわ、唐突に見えた行動に納得するわ、何気ないコマが実はけっこう意味があったわ、と感心しちゃいます。
とある設定(ネタバレするから言えない・・)は好きじゃないのですが、こういう構成やストーリーはわくわくして好きです。
「牛若丸と弁慶」は、ほかの作家さんでも題材にしてたなーと思って、振り返ってみたら、同じ作家さんの別の作品でした。
「桜花 咎の契」という作品。
同じ出会いの部分を違う見せ方で描いており、作家さん、この史実が好きなんだなぁと思いました。
読み放題に多い作品のテイストとは異なり、こういうのが好きな人も実はけっこういるのではと思いました。
ちょっと甘めの★4です。
読み放題対象。総174ページ。