1990年代に本を買っていました。懐かしくなって購入!昔と変わらず穏やかで優しい空気のカップルばかりで、やっぱり好きだな、となりました。短編集6種。修正はケセランパサラン。レーベルに合わせてか、受けは攻めより小柄ではありますが、女性的な華奢さはなく、ごつめ男子。素直な良い子ばかりです。そこら辺の性癖は安定の信頼感があります。華奢な女性ふう男子なら男女もの読みたい派なので、とても重要です。受けはだいたい素直男子ですが、攻めはバラエティーに富んでいろいろ。落ち着いた大人、元受けからの年下攻め、素敵なのに可愛いおじさん、孤独な作家、ドS執事、世話焼き系。言うほどSではなく、ソフトです。
しかし、絵柄が古い時代のが美しいてどういう事なんだろう、と困惑。2006年までは変わらず美しくて丁寧なのですが、2010年の作品(料理ものと表題書き下ろし)からすごく……作画が崩れていて、ものすごく忙しいのか、体調が悪いのではないかと少し心配になりました。あとは、絵柄的に崩すのが難しいのもありますが、表情のバリエーションが乏しいので、人によっては無機質な人形のように感じるようです。