この方の漫画を全て網羅している熱狂的ファンです。この作品は、BL風味と言って良いのか難しいところですが、フェチズム的なエロがあると思います。死体は資源、死んだ人を埋葬すれば死体愛好家(ネクロフィリア)とされる世界は、今の世の中を強烈に風刺しているのでしょうか。主人公二人の関係は3巻で明らかにされますが、その閉じた二人だけの世界も愛と言えるのかもしれません。と、そんな深読みはどーでもよくて、不条理っぽいストーリー運びと、グロっぽい何かと、寒いのかよく分からないギャグを楽しめれば良いんじゃないかと。意味不でつまらないと思うか、スルメの様に後からじわじわと面白さを感じるかは、個人によると思います。私は大好きです。