桜田先生の作品は恋愛話の中でも黒い部分があるというか、人間の欲みたいなものを独特な絵で表現されてる作品が多いと感じるのですが、今作のタイトルにある「歪んでいる」言葉は作品の中で「変化=歪み」として表現されていたと感じた。
それと今作を読んで思ったのが良い意味で「普通」だった。過去の作品、作風が少し変化した辺りから独特な表現と非日常的な内容(私はこの辺りからのファンなので好き)のモノが多くなっているのでタイトルを見た時に楽しみで多少身構えてはいたのですが、ある意味期待外れだったと言えます。
けれど桜田先生の独特な個性もしっかり残ってて、これまで抵抗のあった方でも愛しやすい作品ではないかと思います。
「太陽くんは歪んでる」
中学に入った頃から変化する体。
日に日に大きくなる冷やかし対象の胸。
子供の頃から大好きだった太郎くんは、親同士が仲が良いとゆう理由で家庭教師に。
年々かっこよくなる太郎くんと距離が離れていくのが寂しく、変化を恐るヒロイン。
「この手が繋げない」
子供の時から仲の良かった2人が大きくなるにつれ、身長や男女の差、ヒロインがモデルを始めたい頃から関係が変化し距離が離れていく。
この話が一番好きで、オススメ!
「桜色の爪痕」
先生の好きなところは、私を呼ぶとき声―。
先生の事が好きなヒロインは「好き」と告げた時、先生が結婚してたと知る。
桜田先生の過去作で「教師と生徒」内容がありましたが、桜色の爪痕良いですよ。
ヒロインが可愛い!必死の表情とかグッときます。