障害のある娘を30年以上育てています。マンガが原作とは知らずに当時、香里奈さんが演じられていたドラマをみていて、軽度知的障害者が大きな駄々っ子にしかみえず、しんどい思いをしながら見ていた思い出がありました。今回この原作を読んで納得しました。何にもわからないと思われてしまいがちですが、繊細な心を持ち、いろんな出来事に傷ついて生きていることが描かれていて涙が止まらなかったです。障害があるといわれる人達もいろんな感情を持ってはいるけれど、表現がヘタなのよっていうのが少しでもわかってもらえたらいいなぁと思いながら読みました。安西さんのようなケースワーカとの出会いも大きなことです。人は一人では生きていけない。誰かに手伝ってもらいながら生きてるんだよって少しでも理解してもらえる世の中になればいいですね。