ネタバレ・感想ありブレーメン5のレビュー

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今アニメ化しても遜色ない傑作
ネタバレ
2025年2月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 未来系SFファンタジー。
閉じられた飼育空間で育ったユズがある日、世界の果てから来たヒーローと出会いーー遺伝子操作されたユニークな仲間と宇宙へ旅立つ奇想天外な冒険ファンタジー。
今連載していたら美麗作画でアニメ化されていたろうな、と思う傑作。
いろんな星を巡るブレーメン達ですが、宇宙を漂う巨大な意思生命体とか、意思をもつ木の惑星とか、どこからそんな発想が?と驚く冒険が満載です。
ユズが一目惚れした青年が、身体だけ美女のナダさんのほうが好きとか片思いが多くて切ないですが、だがそこがいい。
一人一人、掘り下げも秀逸。
宇宙に出たらこんなことがあるんだろうか、と空の果てに想いを巡らせられる最高の宇宙SFファンタジーです。
懐かしい
2025年2月2日
懐かしい。コミック持ってました。度重なる引っ越しで、荷物削減で処分しましたが電子が出てるなら買いなおししなきゃですね。 お気に入りはヒュウです。最初は子供的な癇癪が目立ちますが、徐々に思慮深くなっていきます。とはいえ、ナダのユズ至上主義やCA38のお父さん的立ち位置も好きです。
やっぱり、90年代迄に活躍&台頭された方達の作品は何時になっても良いです。考えさせられます。
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ぜひ読んで!子供達。古い作品ですが。
ネタバレ
2018年3月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素敵な、でも考えさせられる話です。
生命とか、生まれてきた意味とか、将来どう生きて、死ぬのか、とか考え始める今で言う正に厨二な時に読んだので、鮮烈でした。
今でも、断片的にですが、要所要所で思い出します。実験体であるタウロを創り出し、彼を特別扱いすることで、人種差別撤廃を目指しています、という政治的おためごかしとこか、自分達の存在そのものがある生命体にとっては脅威であり、近づくだけである文明を滅ぼしている可能性があるのだ、とか、可愛いゆずちゃんとヒュウの掛け合いが、まるで教育テレビの進行役の子供達が色々学んで行く姿に見えるとかもあったりして(⌒-⌒; )。
那由多やダークグリーンも合わせて、佐々木先生の作品群には、物の見方、考え方に少なからず影響を受けたと思います。
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作家名: 佐々木淳子
出版社: 小学館