なんとなくその気配はありますが、いわゆるBLではないです。
絵がとても綺麗で、ストーリーにファンタジーの要素があって、アーティスト(モノ作りの人)の感性を作品に反映されてます。
近いところでいうと青井秋さんの作品の系統と一緒です。
エロとかBLの甘々を求める人向けの作品ではありません。
物語の締めもカッチリせず余韻を残して終わり、読んだ後にちょっとした寂寥感を感じます。
でもこの世界観や余韻の残し方は、BL関係なくけっこう好きです。
短編集なのが残念。
短編集だとこの独自の世界に没頭した後、すぐ違う世界に入り直さなくてはいけないので、ちょっと大変です。笑。
BLにカテゴライズされてるのももったいないですが、読み放題に入れられているのも読者の層が(たぶん)合わずもったいないです。
読み放題対象。総198ページ。