ざっくりレビューを読んでから覚悟して購入しましたが、個人的には割と好きな終わり方です。
この作者の醍醐味は、虚実ない交ぜの展開の直後、ラストで読者に「続きや好みのエンディングは自分で考えて」と放置プレイするところにあると思うので。
その意味では、マンガなのに現実味があり過ぎる作風ならではの、もっと奈落の底に落ちる展開を期待したのに手ぬるいゾ!
と思えて☀5に至らず、です。
実際、好きと嫌いや愛と憎しみは表裏一体だよなー。万人が納得するスッキリした人生(or何かのイベント)の終わり方は現実的に有り得ない訳で、誰もが説明しきれない曖昧な時を過ごすモンだしー。
という事実を、いじめをキーワードに描いた作品な訳で、この作品にも、もう一本の短編にも後味やキレの悪さが似合うと思います。