後半の短編加筆を含め、表題作も修正したレビューと最終評価です。
ノーパン娘☀5
冷めたモテ男の一彦宅に留学生のルウがやってきてから調子が狂い、恋と自覚してからも素直になれなくて嘘と喧嘩ばかり。
なのだけど、恋愛って良いよなぁ🖤
と素朴に思えた作品です。
キスの意味合いやノーパン、思いやりの有無を、文化の違いで寄り切る力業に笑えました👍
伊集院さま☀1
笑い所はありますが、安直設定です。
しかも振袖姿で草履なのに足音が変!
ストーリー展開が跳び過ぎでついていけない。
思慮も資料集めもなく描いたとしか思えず、激辛評価です。
変更線☀4
幼馴染みのゆずるの死を巡り、歩美と翔が過去と未来を行きつ戻りつし気持ちの変化を情緒的に描いた作品です。
短編ながらまとまりがよくストーリー展開に無理のない、良作でしょう。
源氏とは雲泥の出来栄えと思います。
まっすぐな彼女☀3
単行本化時、残り頁を埋める目的で突っ込んだ小咄の印象です。
自分の価値観だけが正論で正義と突き進む女性と、何故かそんな彼女の恋人ということを歓ぶ男性の話。
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双子の兄が家出し、強制的に男子校と男子寮に放り込まれた桃子。同室の伊東くんは優秀だけど女子に冷たくて意地悪。
そんな二人が恋に落ちたけれど、邪魔あり思い付き行動ありで過ごした、約半年の物語です。
キャラ設定は魅力的で感情移入もし易いのに、冷静に読むと(生理中はどうすんの的な)無理があったり、予定調和だったりなストーリー展開が多いパターンの作品と思います。
部分的に現実性を盛り込むから、描かれ方に手落ち感を持ってしまう。だから先生の作品に飽きてしまう。そして浅薄な世界観に感じて、残念です。
面白かったし、ワクドキもできましたけど、もう一捻り欲しかった。
個々の容姿はともかく絵が丁寧で美麗でも、現実の人間に近い写実性を伴う点が先生の魅力です。
意表を衝く設定や展開でなくとも、読者と出版社におもねらず独自の世界を貫き突出して欲しいです。