正直、表紙でイメージしてた雰囲気とは違うのですが、作風としては好みでした。
言葉の奏でかたが好きですね。4作品入っているのですが、巻頭の「ロストメモリーズ」・・よりはむしろその他の・・・結婚する友人から、愛人だった若い男をマンションごと譲渡され、最初は無理繰り従わせていたものの、なかなか懐かない愛人：トオルに振り回されつつも徐々に絆されて愛情が芽生えていくイケメン社長：桐生・・のお話し「愛人譲渡」や、大学の頃からの友人で、今や会社を共同経営していて身体の関係もある、遊び人東郷×地味な山本・・の、ゲイで東郷に惚れてる山本よりも、女を食い荒らす東郷のほうが実は山本に対して執着愛だった・・・というお話し「着拒エントリー」のほうが、相手への愛情の注ぎかたは好きでした。いづれにしても印象に残る作品たちで画も好みだし、他の作品も是非読んでみたい作家さんです。
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