身分違い、その他にも妨げる要素あってなお求婚した彼は、男性として素晴らしい前に人間として器が大きい。
反対されたら、説得する、これも、普通の恋愛劇でも繰り広げられる展開であるものの、彼ならやりとおすだろうとの気になってくる。
実際は簡単じゃないあれこれを全て超越して、ストーリーは理想形の成就。
設定と成り行きは良いです。
ただ、ヒロインは庶民で、洗練されてない前提で仕方ないかもしれないが、王子とその他宮殿内の様子や一族が、そういう特別感が、絵的に見えづらい。買い物シーンあっても、なのだ。
しかも、中東らしさが、服装で少しだけ。
物語の中にこちらの気分を浸らせる様な、大道具小道具の類での演出も少なかった。高級車を所有する、修理する、そこで語ってしまったストーリー、状況を説明されるだけではない、心の動きを味わいたかったので、モトカレや、元カレの今カノ登場で、インターナショナルな痴話みたいで、おどろき。
何となく他人事になって読む感じになってきたのが寂しかった。