水谷京子さんの作品が好きで、買うつもりが無かったのに買ってしまいました…原作者は違いますが、お得意の?ツンデレ系な男の話なんですが、…残念ながらイマイチです。まず話が短い。そしてそのせいもあって、各登場人物のキャラが掘り下げきれていません。それぞれ、特にテオと主人公は魅力的に思えたのに、(まあ王道ではありますが)そこが残念でした。そしてテオが告白するまでの流れも唐突過ぎます。もっとテオの気持ちを丁寧に描写したら面白かったかもしれないのに。水谷さんの見せ方はさすがで、そのお陰でドキドキしながら読めましたが、後半は?って感じでした。とってつけたような悪役にも興ざめ。まあこんなもんか、とは思いましたが、500円は高いと思います。