障害とか葛藤とかは特になくて、相手と自分の気持ちにどう向き合うか、というところに焦点が当てられてると思います。なので、ハラハラドキドキはない。だけど素直になれないもどかしさややきもきする感じは、共感できてよかったです。しかしツン具合がとても子供っぽく執着にも大人の色気はなくて、リーマンものとしては萌えられず。何より、スーツ姿はもう少し上手く描いて欲しいなと思ってしまいます…襟元の変なツッパリがどうしても気になる。背景など絵が下手なわけではないのに、大味すぎる人物描写が、「読んで得した」感に繋がらないのが残念だと思います。作者さんが作品の選ばれるテーマが割と好きなので、特にそう思います…