ネタバレ・感想ありワイルダネスのレビュー

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薬莢薬莢また薬莢
2017年1月4日
銃撃戦に日本一こだわる作家伊藤明弘氏が現代のアメリカンマフィアのファミリー抗争をベースに描いたタフでハードボイルドな一大銃撃活劇の傑作です。
事件の全体構造や複雑に入り乱れる展開に一時期のタランティーノ作品のような印象もうかがえますが、徐々に明らかになっていく登場人物の背景や生き様、国境を越えてメキシコに潜伏するも差し向けられた追手との一大戦闘、さらには凄腕の殺し屋にFBI、転がりだしたら止まらない怒涛の展開は伊藤明弘氏ならではの映画的手法の真骨頂でしょう。
既刊7巻で物語は途絶えており、盛り上がった続きが気になる引きのある終わり方でありながら、このまま終わるのも逆に映画的で良いとも思える不思議な幕引きは非常に印象的です。
25年かかって最終回まで読み終えた
2025年7月30日
現在発売中のサンデーGX2025年08月号に最終回が掲載されているワイルダネス
全て読み終えて未だに理解し切れていない
2000年から始まり2009年に伊藤明弘氏の病気で2021年まで休載して再開してからは休まず続いた結果が今月の終わりだ
最初の頃とは違った手で描いているとは思えないほどに絵はまた復活した
絵は復活したのだが、話は個人的には理解し切れなくなった
休載する前は話の進め方が念入りで理解できない事がなかった、現在はそうではないんだ
単純な言い方をするなら、「この登場人物は何を言っているんだ?自然な考え方をしているように思えない」と感じる事が多くなった
「面白いから最後まで読みなよ」と言えないのだ、愛読者の自分がだ
愛読者として何を望んでいたか?
自分の望みは叶わなかったよ

この漫画は単行本になる時にページが描き足される事があるから、単行本10巻には少しは期待できるのだろうか
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