「シーラカンス」を読んだ後に久々に読みたくなって再読。と言ってもだいぶ前に紙媒体で購入してあるのでこちらでは未購入です(すみません)。初見の時は少女漫画のカテゴリーに収まりきらないハードボイルドな内容に衝撃を受けましたが、今読み返しても「濃いな」と思います。ミリタリーもそうですが、こういう国家組織の裏の背景を描いたようなものは大好きです。そこに、同じく大好物な少女漫画の要素が加わって二度美味しいと感じました。「シーラカンス」のレビューにも書きましたが、こういういい意味でお堅いものは、男性でも(むしろ男性が原作者だからこそ)楽しめると思います。本編である「亡国のイージス」はまだ読んだことがありませんが、読んでみたいという興味を持たせてくれた一冊です。