キャラそれぞれが、天使な顔して実は中身悪魔だったり、強面なのに実は純心ピュアだったり、しっかり者を装いつつも実は 疑うことを知らない鈍感だったりと、『実は 』なキャップ萌えを持っていて、設定が面白く好きだったので楽しみに読んだのですが、思いの外、中身がふわっとした内容で物足りなさを感じました。
何でふうちゃんは、あんなに秋吉くんが好きだったのか
何で秋吉くんは、あんなに嫌嫌だったふうちゃんに絆されたのか
体は重ねてるようなので、それで絆されたのかとも思いましたが、絡みはほぼカットで、少しあっても結構ぬるく、ヤってるだけで、後々読み返しても、これでほだされるか?と思うような描写ばかり
また、ふうちゃんが陰ながら秋吉くんを助けるシーンもありましたが、本当に陰ながらなので、秋吉くんに気付かれない様に事件解決するため、ここでも、二人の想いを育む場面はありません
あとは、おばあちゃんから貰ったお守りをモブにとられちゃった際、ふうちゃんが取り返してくれたのだろう、何も言わず机に入っていたり
その時、ふうちゃんの態度がいつもと違って、まさか浮気?という焦りで秋吉くん自身で自分の気持ちに気付いた。ってのもありましたが、
それも唐突過ぎて、だから何故絆されたのか、何故そこまで接点もなかった、しかも男を好きになったのか
BLならではの心の繋がりが見えなかったのがとても物足りなく残念でした
これは個人的な感想なので恐縮ですが、期待が大きかった分、内容の浅さを感じ、次巻以降で詳しく描かれてるかもしれませんが、また残念な気持ちを味わうかもと思うと続きは読まなくていいかなと思いました