✨14巻完読致しました‼ もう、1巻1回、号泣エピソードの嵐で、大感動です💗
種類が違えば言葉は通じず、強い者が弱い者を食べて生きる動物の世界。。。人間社会で直接食べられるコトは滅多にありませんが、同じように厳しい、経済という弱肉強食な世界はあります。『言葉』というモチーフで、異種間の繋がりを描くテーマなら、自然に浮かんだのは聖書のバベルのくだりでした。人々は言葉がバラバラになり、世界中へ散ってゆき、争いが絶えない。つまり、『言葉』が通じなければ、世界は相互理解の無い、喰うか喰われるかの『動物の国』と同じ。。。難しいテーマをグイグイ読ませてしまう、雷句センセの腕に脱帽です☆
まず1巻で、ケナゲなタヌキの母性愛、仲間を思うタヌキ社会?でウルウルしてるうち、すっかりストーリーの世界観へ引き込まれてました‼
主人公タロウザが成長するにつれ、全ての動物の鳴き声が解ってしまう苦しみを解決するため、全ての動物が、食物連鎖のピラミッドから脱け出し、仲良く生きる世界を目指し、悩み、迷い、過酷な道を仲間と共に歩み続ける。。。タロウザの求める、全ての動物が仲良く生きる世界なんて、まるで楽園ではないか… と思いながら読み、ラストは自然に涙がこぼれました。 全ての動物が共通の言語を話す、夢のような美しい世界♦
コミックの中とは言え、これぞ『楽園』を見ることができて、読後感最高です‼
欲と我による食物連鎖を繰り返す破壊者=人間で有る限り、まさにお伽噺の楽園ですが、本当にそうなれば良いな❗と、心から願います♦