暗殺教室であるということ、卒業するまでという期限が決まっていること。その限られた時間の中で、超生物である殺せんせーが生徒たちに、ターゲットと暗殺者という関係性の中で、人としての大切なものを育てていく課程が素晴らしかったです。
暗殺というシリアスな題材を扱いつつも、殺せんせーのキュートでおバカなキャラクターが和ませてくれるので、暗くなりすぎずに読みやすいです。また、殺せんせーが生徒たちと真剣に向き合った結果、生徒たちも殺せんせーをとても信頼していて、築き上げてきた関係があるからこそ、涙なしでは読めない展開もあります。でも、殺せんせーらしいオチがいつも待っていて、これぞ暗殺教室の世界という感じで楽しめます。
一度読み始めたら、殺せんせーにはまること間違いなしです。ヌルフフフフ~