作者買いです。
結構古い作品ですが、作者さんの『りょう』が昔すっごく好きだったので、久しぶりに上田作品読んでみました。
キャラクターもいいし、絵も綺麗だし、普通に面白いんですけど…こう、きっかけ的なものをすっ飛ばしてどんどん物事が進んでいくので、お金持ちの蒼一郎が最初純に目をつけて花嫁に選んだきっかけや、望がかなり序盤から既婚者である純にあそこまでどっぷり恋するきっかけが描かれていないので、読者は置いてけぼりのままどんどん展開が先に進んでいく感じ(笑)
出会って間もないのになぜかあっという間に望は純にどっぷりで、数回しか会った事ないのに無理やり駆け落ちしようとしたり、宿泊先の宿で純と心中しようとしたり急すぎるし怖すぎる(笑)
可愛い作画の昼ドラって感じかな。
1回読んだらもう読み返す事はない作品って感じの浅い漫画です。
ラストは打ち切りにでもなったかのようなやっつけでちょっとびっくりしました。
蒼一郎は海外でバリバリ働いてひと財産築いてから数年後迎えに来るのかなと思ったら普通に海外に行かずそのまますぐ結婚式に乗り込んでくるし、望は純を結婚式からさらわれてしばらく再起不能になりそうなのに、ずっと愛情0で酷い扱いしてきた妻の美雨が迎えに来たら急に微笑んで心開いてみたり…
『え、これで終わりなの?』って感じでバタバタとかけ足で終わって残念…。
打ち切りだったのかな?