ネタバレ・感想あり符法師マンダラ伝 カラスのレビュー

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サイキックバトルストーリーの傑作
2014年10月11日
なかなか読み応えのある作品。
オカルトブーム末期の80年代、呪符を使ってのサイキックバトル、古文書や古代伝承を挿入した世界観、符法師は必ず双子で生まれ、一方の死によって完全に覚醒すると言う設定…

これがもっと長期連載化していれば、それぞれの符法師の裏に潜む事情(設定的に兄弟を亡くしている筈ですから)やラスボス、北方ヘッドの心理にまで深く踏み込んだ大作になったのでしょうが、如何せんそれを語り尽くすには短すぎる。

作者の絵柄とも微妙に似合わないストーリーの為、少々ちぐはぐな印象も受けます。

が。

これだけ深い話と設定全てを無駄なく織り込んだ構成、果てはBL要素まで挿入された、時代先取りの良作ではあります。

課金購入でも納得の作品です。
今でも納得がいかない
ネタバレ
2017年3月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昔、読んだときは、百鬼だけにあんな酷い仕打ちをし続けてきた鷹柳氏が許せなかった。
でも、今よくよく考えてみるとその元凶は鷹柳夫人が作り出したもの。
不義の双子を出産した時に、(ダメ元で)『私と離婚してくれ』ではなく、「二人を鷹柳家に迎え入れてくれ」と懇願すれば夫の怒りに油を注ぐのは当然。
そのせいで、百鬼は生まれた時からずっと兄である光と助け合って生きていくことさえ出来なかった。
それなのに「全ては私の罪」その一言で全てを誤魔化している。
本当に自分の罪だというのなら、なぜ夫を裏切って不貞をしたのかその理由が知りたかった。














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