このレビューはネタバレを含みます▼
大学の創立者である、福沢諭吉の苦労が伝わってきます。古からの常識にそのまま従うのではなく、良いと思ったところに関しては新しいものも取り入れていくという、当時としては先進的な考え方が進められた結果、この大学が設立されたというのは初耳でした。彼の生き方を見て、やはり人間は、きちんと自分の頭を使って生きることこそが本当に大切であるということを再認識しました。また彼の若い時代は、英語よりもオランダ語が重要だと思われていたというのが、現代基準で考えると、少し驚きました。