ネタバレ・感想あり夢の舞踏会へ(1)のレビュー

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窮屈な都会で妹のため自然体で頑張る
2020年5月6日
「じゃじゃ馬」を悪口として使っても親しみを持っている男性が、女性を自由にするタイプ。時代的にも、そして、貴族社会、都会のルール、のびのびと田舎で過ごしていたアナベルには大変な取り替え作戦。それもこれも、大切な妹のため。もうもうその麗しい妹愛がカッコいい。
それなのに、知らないとはいえ、ジャイルズの開口一番一時間の遅刻が云々。「すり替わった恋」以来のネチネチにカチンと来るたころを、ちゃんとやり返すアナベル立派!
と、気持ちのよい反撃随所でスカッとする。


日頃冷たい人の優しさに触れてコロッとするのは、優しさがレアケースだから。その珍しさを有り難がるツンデレ好みは、人間を全体から眺めてない気がして私は割りきれない。常に他人に優しい人は、常に自分をコントロールしていて、相手の異なる立場に思いを馳せない。いつも柔らかく接しようとしている人が損をするではないか。

それはさておき、好きになったものは仕方がない。
アナベルははっきりしている分だけ、自らストーリーを回して、ある意味「すり替わった恋」のモヤモヤを晴らしてくれる予感を持たせてくれる。
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「すり替わった恋」スピンオフ
2015年2月2日
ということですが、「すり替わった恋」より個人的にはこちらの方が好きです。舞台は19世紀位?のイギリスですが、なんといってもこの漫画家先生はこの時代の雰囲気にはまります。現代が舞台だとちょっと違和感のある男性のきつさもこの時代には説得力があります。「すり替わった恋」はサスペンス色が全面に出た作品でしたが、本作はアナベルとジャイルズの恋が中心になります。特に女性に根強い不信感をもつジャイルズが、突然人が替わったようになった(実際双子が入れ替わってるんだから当然の感想(笑)ロザベル(実はアナベル)の非淑女っぷりに戸惑いながらも引かれていくところが面白いです。★めざせハーレ100レビュー23
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