ネタバレ・感想あり桔梗の咲く頃のレビュー

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雑誌掲載時から好きでした
ネタバレ
2022年5月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「桔梗の咲く頃」は雑誌掲載時から好きでした。
近年、純粋な恋愛のやり取りの描写が苦手だと感じるようになってしまいましたが、今作と「サイレント・ベル」は大丈夫でした。
他作家の純愛物だと
「物凄くモテそうな容姿とスペックなのに、行動がモテない人のそれ」
といったようなことが気になってしまうのですが、この2作はそんなことが無かったので不思議。
「桔梗の咲く頃」はヒーローの視点から物語が始まるので、少女漫画によくある「ヒーローは、女性読者の理想の男性像」という設定から解放されていて、そこが良いと思います。
2作品とも極端に嫌なキャラは基本的に登場しないので、現実味は無いのでしょうが不快感を抱かず済みます。
本編では
「自宅の庭に咲く桔梗を見に来る少女に恋した男主人公」
ですが
「男主人公が、人間の少女に変身した桔梗に恋をする」
というストーリーにするつもりだったのではないかと、ふと思いました。
あくまでも私の想像ですが、表紙とラスト2ページを見ると、そんな気がしてきました。
ピュアなお話です
2020年7月14日
小中学生の頃、星の瞳のシルエット、耳をすませば、銀色のハーモニーなど、柊あおい先生の世界観が大好きでした。最近星屑セレナーデを読み、また柊先生の作品を読みたくなり、こちらを読んでみました。二つのお話共、まだ携帯電話のない時代のピュアなストーリーでした。桔梗の咲く頃はすっきりとまとまったラストで良かったです。2人の出会いにキュンとしました。サイレントベルはちょっと唐突なありえない話だなぁと思いましたが、主人公の男性がイケメンで素敵でした。
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作家名: 柊あおい
ジャンル: 女性マンガ 恋愛 / 学園
出版社: フェアベル