業田良家らしい風刺の効いたユーモアが光る一作
独裁者という重い題材を扱いながらも、権力者の滑稽さや人間的な弱さを柔らかく描き出し思わず笑ってしまいます
シリアスな社会問題を真正面から語るのではなく、あくまで「小さな寓話」として提示することで、読後に深い余韻を残す
また、独裁という極端な状況を通じて、人間の普遍的な欲望や矛盾を浮き彫りにしている点も👍
一見シンプルな線の画風ながら、その背後にあるテーマ性の厚みが作品に独特の重みを与えています
笑って考えさせられるが寓話としての完成度も高い、業田作品の中でも印象的な位置にある作品