ネタバレ・感想あり怪力の母のレビュー

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強い!
2016年1月13日
強い女性の物語。夫もかっこいい。こんな時代があったんだなと思います。劇画調だし、惨い描写もあります。取っつきにくいと思いますが、ぜひ読んでみて欲しいです。ただ、女性が辛い思いをする場面が少なくないので、そういうのが許せない人はやめた方がいいかな。でも、やられる一方じゃないです。
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豪傑‼
2016年1月15日
合戦続きな戦国時代の中でも、最も激動の時代、北条氏の下で領地を守り続けた清水家へ、15才で嫁いだ寿の人生を中心に、その家族、戦の数々を描いた歴史コミックですね🌙
コレ、大河ドラマにするべき‼なくらい、内容濃いですね♦
何せ戦国時代なものですから残酷な描写はございますが、戦国武将の生き様と言うか、武士道というか、今は無き日本男児の『命』と『死』に対する美学が描かれ、感慨深く読み終えました。
主役の寿は怪力な女性なので、その子供たちも怪力、清水家は元々怪力な1族だったのでしょうか?💡 怪力な女性と言えば、木曽義仲の妻巴御前(夫を逃がすため敵の首を素手でネジ切った)、金太郎の母(山姥説あり)が母性愛と武勇を兼ね備えた有名どころですが、この寿もまた、戦乱の世を憂いつつ、母性と慈愛と勇気で夫や子供たちを支え、生き抜いた女傑の1人でしょう。
男顔負けな豪胆さと怪力を持つ女性の1生、時代背景も武田上杉、織田、豊臣への戦国時代真っ只中✊
自分の行く先も分からず、迷い悩み、惑い続ける女性が多い現代で、ぜひとも大河にして頂きたい‼ 自分はおろか、家族の明日の命さえ分からなかった苛酷な時代で、母として、妻として、凛として真っ直ぐ、力強く生き抜いた寿の姿は、名だたる戦国武将にも劣らぬ、素敵な輝きを放つと思います♦
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作家名: 平田弘史
出版社: リイド社
雑誌: SPコミックス