ネタバレ・感想ありスタンレー・ホークの事件簿 仮面~ぺルソナのレビュー

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耽美、それは“失われた半身”を求める心
2021年10月17日
バージルシティで連続する猟奇殺人事件。被害者は男のみ、男性器を切り取られ公園の彫像の足下に遺棄されていた…。
粗野で独断専行を地で行くスタンレー・ホーク巡査部長。近寄りがたい美貌の内部管理課長アリスター・ロスフィールド警視。ミステリアスな日本人精神科医ジン・ミサオ。事件捜査を機に3人の男たちの心と体、人生が引き合い、絡み合い、穿ち合う。互いを知らなかった頃には後戻りできない彼らが選ぶ道とは…?

言葉で耽美感に酔った『アレキサンドライト』に続き、山藍先生の耽美を本仁先生の絵で愛でる作品で耽美考(その2)です。正統派の耽美作品の登場人物の多くは美しい反面、およそ熟慮や熟考とは程遠い、どうしようもなく愚かしい一面があることが多いのに、むしろ自分はそんな愚かしさも引っくるめて彼らを愛さずにいられない。
耽美は対比の美学だと思います。“真っ当”に対する“崩れ” や“溌剌” に対する“気怠さ” 、“単純”に対する“複雑” 、“不変・永遠”に対する“刹那” 。このズレや定まらなさ、アンバランスさや“駄目さ” が、そうでない確固としたモノやヒトと対比されることで初めて “美しい” と人に感じさせる気がするのです。
世間的な尺度から見れば、3人の関係は歪で“まとも” ではあり得ない。だが誰しも1度は夢見たことがないだろうか…?己の失われた“半身”、“欠けたパーツ” をピタリと埋め合う誰かとの邂逅、会う定めにあった相手と出逢い愛し合い一つに溶け合うことを…。たとえ叶わなくともそれを求め続けることが耽美であり“JUNE” なのだと思います。

コミカライズは4巻ある原作のうち1巻のみなのが残念ですが、挿絵担当の本仁戻先生が世界観を完璧に表現されており、耽美感を存分に味わえます。フォロー様の『アレキサンドライト』レビューにある通りストーリー(事件)より「美を堪能」が正解です。
なお原作は角川から1,000頁超の合冊版もあります。
綺麗
2014年6月1日
この作家さんの絵はとても綺麗ですね。ストーリーの内容に合っている絵だと思います。ただ事件の種明かしの方法が好きではないです。続きが気になるので原作を読んでみようかと思いました。
警視が格好良いよ~
2014年3月27日
こんな上司だったら嬉しいな~
警視が格好良いよ~
全然読み飽きないよ~最高~(^_^)ノ💋
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え⁉︎そうくる⁈…です(笑)
2014年8月8日
他の方のレビューを参考にしたんですよ、ええ。
それなのに、作家買いしました。
で、案の定…え⁈そうくる⁈ってなりました(笑)
他の方も書いていらっしゃいますが、絵がキレイだし、先生の他の作品を読んだことある方だと、これはどんな推理が…ってなっちゃいます!…んで、驚く(笑)
絵を楽しんでください!やっぱりキレイです。私は好きですd(^_^o)絵でごちそうさまでした!です(^_^)
そうきたか!
2013年10月22日
海外ドラマチックな本格的サスペンスだわ〜と、思って読みすすめたていたら、おっとそっち系にいきますか💦💦
と、意外な方向に!?
絵もストーリーもミステリアスで面白かったです!
原作の小説読んだほうが良い
2024年5月12日
山藍紫姫子先生の原作小説を読んでいるので内容が理解できましたがそうでないと、ページ数が少なくて難しいんじゃないかと思いました。
絵や世界観は素晴らしいです。
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隙のない美しさ
2023年9月21日
本仁先生の美しい絵が存分に楽しめる。絵は★1万個。
小説のコミカライズ、原作の方は長編だけど、漫画は1冊のみ。
3人の男前たちの奇妙な関係、でも3Pはないので安心してください。これからどうなってくんだろうなーなとこで終わってしまう。
サスペンスとしてより3人がどうなるのかが気になって、事件の展開については割と淡々と見守ってしまった。
スタンレーかっこよくて一番好みだなー、なんなら黒髪とのからみもみたかった。

原作と関係ありません、の前置きで一番最後に書かれていたお話が、いかにも本仁先生な感じのノリノリなお話で、ちょっと遠くに置き去りにされた感はなきにしもあらずだけど、これはこれで好き、もっとやってーって感じ。

とにかく隅々まで美しく、寸分の狂いもなくエロスあふれる男たちを堪能できる作品。うっとり。
作者買い
2020年8月25日
事件ストーリーで怪しく綺麗でおぼろげな上司が素敵でわくわくしながら読み進めました。ストーリーは1冊ならこれはこれで有りかなと思いました。先生の書くスーツメンズはホントに素敵❗
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美形ぞろい
2018年5月26日
猟奇殺人な上に犯人と疑われているのが警視!という事で興味津々で読みました。面白いけれどちょっと読みづらかったです。書下ろしは突き抜けていました。
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モヤっとしました
2017年2月21日
先ず、推理ものではないのでそのつもりで。

動物的な勘が売りの主人公が、
事件を解決していないのもどうかと思う。
事件を解決するから傍若無人でも警官として生活出来るんだよね?
ホモセクシャルな犯人らしき人に、
キスしたり、お尻に指突っ込んだり…
え???それってレ●プじゃん!
とか、気になる点が多々あって
もやもやしました。

とにかく主人公達の容姿以外の魅力がない…

ストーリーも、
原作を読んでいれば多少は理解できるのかもしれませんが、
そこまでハマれず。

絵は素敵なので、作家買い推奨。
初買いには向かないと思います。
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作家名: 本仁戻
ジャンル: BLマンガ
出版社: 芳文社