まず最初に、タイトルの通りで主人公が最後まで好きになれなかったです。
すぐヒステリー起こすし、頭のなかはエロいことしかないし、お邪魔虫キャラに握られてた弱味も自業自得だし……。
僕は普段ゲームでもアニメでもマンガでも、主人公を好きになりやすいのですが、この主人公には終始イライラさせられ、読むのがしんどかった部分も有ります。
ですが逆に相手の星野くんは素直で明るくて、ちょっと天然で可愛くて好きになれました。正直、星野くんが相手だから最後まで見られた。
ゲイにトラウマ有りでも、ゲイを憎んでいる訳でもないし、主人公の過去?を聞いた時もお邪魔虫の前では動じなかったし、主人公とギクシャクしてもすぐに話しかけられるし……。
案外、こういう子の方が精神的に大人だと思います。少なくとも、自分の不機嫌をすぐ態度に出す主人公よりは何倍も大人です。
とにかく主人公がイマイチでした。かといって嫌いという訳でもないんですが……。
でも最後まで楽しんで読めたので、作品としては良かったと思っています。
ただやはり、割りと簡単に付き合い出してしまうので、ゲイがノンケに恋をした、というテーマ?は残念ながらあまり活かせてなかったかなぁとも思いました。