誰もが自分の物差しで物事を計って、自分の正義の上に立って生きている。
他者から見たら間違ってることも理解できないことも沢山ある。
登場人物それぞれが毒も弱さも持っていて、他者を振り回すだけでなく自分までがそれに振り回されたり、そりゃ苦しいよねと同情してしまうことも。
読者は俯瞰してるからそんなふうに思うけど、実際に身の回りで起こっていることだとしたら、うまく立ち回れるのかな?なんて思った。
スッキリしないし切なさいっぱいのラストだけど、きっとそれぞれに、スッキリする未来が待っているんじゃないかな。
私としては、晶子も拓也も自分の意思で生き方を決めて一歩を踏み出したことを応援したい。
お母さんも自分の人生を生きられるようになったらいいなと思っている。
真希とひーさんに関してはノーコメント(笑)