アメコミヒーローを意識してるのか白と黒のコントラストが強く少し乾いた感じの絵柄です。
バードマンの造形はヒーローとクリーチャーの間くらいで影と生々しさが、とてもかっこいい。絵も演出も大変スタイリッシュで上手な作家さんです。
主人公の烏丸君が頭脳派のネガティブ中学生(根は割と素直)で、独白の心理描写とストーリーの絡みがマッチして楽しい(こういうタイプの子をうまく描写してて感心します)
ミステリアスな絵柄とストーリーの緊張感の反面、鳥部メンバー5人の個性が立ってかわいく、少年漫画らしいわちゃわちゃした絡みがいいです。
子どもも大人も、キャラクターの性格設定や心理をおざなりにしてなくて、大人でも読み応えがあります。硬派で良質な映画でも見てるみたいな雰囲気です。
作者さんが割と自由に描いたのか、少年漫画の枠を超えてる気がします。