「神様といっしょ」とはガラリと違うテイストの叔父×甥の近親モノ。
金髪に青い瞳のまひろが父親に捨てられ初めて温もりを感じた相手が、父の弟で高校生だった聡二郎。懐くまひろを可愛がっていたが劣情を抑えきれず都会に逃げた聡二郎。
カリスマ美容師をやめ地元に戻った聡二郎を喜んで待ち受けるまひろ。セ フレの様な男性との情事を見てしまったまひろが、また置いていかれる不安のあまり聡二郎に迫り…。
無邪気なだけに怖い小悪魔なまひろのキャラが光ってた。これじゃぁ聡二郎もたまらないだろうな。慕う相手が聡二郎しかいないまひろの環境では、父兼祖父も理解を示すのもわかる気がする。でもこの祖父があまりにも寛大すぎるからまひろとは血縁関係にないオチ?と勘繰ったけど違いました(笑)
祖父の友達イクさんと小坂さん、みんな理解ある中、罪悪感や背徳感に悩んでいたのは聡二郎ただ一人。その分仄暗さのないお話でした。まひろが迫った時聡二郎があっさり落ちたのは、うーんって感じ。
あの容姿の為なのかまひろは聡二郎しか見えない世界で、聡二郎の様にもっと外の世界を知るべきじゃないかなぁといらぬお節介な気持ちになりました。