醜女(しこめ)は人生においてそんなに悪の存在なのか?母親、いざなが生まれた村の古い風習で醜女が産まれたら殺さなければならないという、時代錯誤な風習があった。
そして、いざなには演劇の才能があり、いざなから生まれた累にもその才能が備わっていた。
13巻に付いてた特装版の小説、そしてこの作者が書いた小説を読んで初めて内容が理解出来る気がします。
引き込まれるような画風、そして累が女優でいられる上での裏での暗い影。
いざなも累も、ただ普通にいたかっただろうに、そんなに醜女は悪なのだろうか?
美人で生まれた野菊もまた、辛い人生を送り、美醜とは?と考えさせられる作品です。