ネタバレ・感想あり地上の記憶のレビュー

(5.0) 1件
(5)
1件
(4)
0件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
取り敢えず、今年一番の短編集
ネタバレ
2024年2月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 5編・194頁、「陽子のいる風景」変わりゆく世の寂寥感が東京物語の様でじわり、じわりときます。「ちひろ」母子家庭の三人、お互いに思いやる気持ちが伝わる。この2編は結末を想像させることで奥行きが出ている様に思う。「Picnic」扉絵と内容のギャップが面白い、シナトラ?が描かれているけど・・。「大力伝」私欲の無い男、それを支える女、二人の二十年をさらりと粋に。「Tropico」最もエンタメ要素の強い作品、設定が面白い。〜2/21まで半額セール中、この機会に是非。
レビューをシェアしよう!
作家名: 白山宣之
出版社: 双葉社